商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/11/15 |
JAN | 9784062758932 |
- 書籍
- 文庫
魔術王事件(上)
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魔術王事件(上)
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
二階堂蘭子シリーズ長編。 久しぶりに怪奇的なミステリーシリーズを読んだが、面白くて手が止まらなくなった。 僕のミステリー好きはクリスティがきっかけだが、幼い頃に江戸川乱歩もだいぶ読んでいて、当時はとてもドキドキしていた記憶がある。 本格ミステリに傾倒していきながら、刺激を...
二階堂蘭子シリーズ長編。 久しぶりに怪奇的なミステリーシリーズを読んだが、面白くて手が止まらなくなった。 僕のミステリー好きはクリスティがきっかけだが、幼い頃に江戸川乱歩もだいぶ読んでいて、当時はとてもドキドキしていた記憶がある。 本格ミステリに傾倒していきながら、刺激を求めて様々なタイプのミステリに手を出しているが、まさか王道中の王道ミステリでこれ程夢中になるとは自分でも驚きだ。それ程に今作は狂気的で、残忍で魅力的な作品だ。グロテスクな部分もあるがアクセントが上手で飽きる事が一切ない位に夢中になれる。 読み進めると、当然犯人を推測したくなるが、僕自身とある人物に目星をつけて下巻に進む訳だが、これさえも覆されれば間違いなく傑作になると思う。 二階堂蘭子は余り出てこない。冒頭の魔術に対する推理は見事であり、彼女が函館に来ていれば間違い無く被害を小さく出来たはずだろうが。 函館の名家、宝生家に伝わる3つの宝石を巡る事件。沢山の人間が犠牲になり、それでも魔術王メフィストの正体を掴む事が出来ない。 単純に探偵対犯罪者の構図では無く、東京から北海道に舞台を構え、残忍極まる大犯罪が行われる。上巻でも余りにも衝撃的で満足感があるが、良い意味で満腹にはならず下巻に進む事が出来る。一体下巻では何が起きるのか。とても楽しみだ。
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結構思いきった犯人。今時、こんなスプラッタ系は珍しいかも。 でも、文章の端々から時代背景を感じさせる雰囲気がいい。
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そんな馬鹿な!有りえない!魔術のようだ~!!と、警察関係者の皆さんが声高に不可能性を叫ぶこと限りなし~な上巻でした(笑)。 蘭子の弟・黎人が語り手の時はそれほど感じないけど、警察陣営に一斉にこれをやられると、途端に嘘やん!ってなってしまいますね~(笑)。 「いやいや、いくらでも検...
そんな馬鹿な!有りえない!魔術のようだ~!!と、警察関係者の皆さんが声高に不可能性を叫ぶこと限りなし~な上巻でした(笑)。 蘭子の弟・黎人が語り手の時はそれほど感じないけど、警察陣営に一斉にこれをやられると、途端に嘘やん!ってなってしまいますね~(笑)。 「いやいや、いくらでも検証のしようがあるよ、その状況…不可能犯罪って断定するの早すぎるわよ…」と、何だか微笑ましくさえ感じられてしまいました。 全ては、名探偵・二階堂蘭子の華々しい登場シーンの為に! 彼女の明晰さをより引き立てる為に、黎人だけではなくその他大勢にも愚鈍なるワトソン君の役を演じてもらいます! ってことなのかな~??? というゲスな勘繰りすらしてしまいました。 それにしても今回の犯人指摘は、いつになく簡単です。上巻で出てきた謎については、いくらでも説明の仕様があるぞ~\(^o^)/久しぶりに完全制覇かしら\(^o^)/ワクワク 早速下巻に取り掛かります。 マジックショーの舞台で、函館の名家の令嬢とマジシャンの助手二人が殺害された。高らかに第二・第三の殺害予告を宣言した魔術王メフィストは、警察の監視の目を軽々と掻い潜り、標的達を一人、また一人とその手にかけていく。 果たして二階堂蘭子は、彼の凶行を止めることが出来るのか? そりゃできるわ\(^o^)/←←
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