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ワールズ・エンド(世界の果て) 村上春樹翻訳ライブラリー
1,320円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/11/10 |
JAN | 9784124035063 |
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ワールズ・エンド(世界の果て)
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ワールズ・エンド(世界の果て)
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商品レビュー
4.2
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文学ラジオ空飛び猫たち第12回「ワールズ・エンド(世界の果て)」ポール・セロー著 ~異国の地、居心地の悪い場所~ ダイチ 個人的にはめちゃくちゃ好物な小説。これだけ居心地の悪さをリアルに描ける技量がすごくてはまってしまいました。決してハッピーではない複雑な感情を味合わせてくれ...
文学ラジオ空飛び猫たち第12回「ワールズ・エンド(世界の果て)」ポール・セロー著 ~異国の地、居心地の悪い場所~ ダイチ 個人的にはめちゃくちゃ好物な小説。これだけ居心地の悪さをリアルに描ける技量がすごくてはまってしまいました。決してハッピーではない複雑な感情を味合わせてくれるのが小説だと思うし、苦々しく切なく終るところが本当にいいです。 ハッピーエンドな終わり方を小説に求める人には合わないかもしれないです。妙にリアルに、どこか何かに対して居心地の悪さを感じていて、言葉にできない人には共感できるところがあると思います。この感じ、わかる!ってなるかもしれないです。異国ではなくとも、居心地の悪い場所というのは実生活のなか結構あるものだと思います。 ミエ 不思議な魅力がある小説です。読みやすいし、おもしろいし、でもハッピーな話ではない。社会の不都合な部分を書いているのにやけに爽やか。絶望的な話が多いけど、そんな世界を魅力的に思えました。村上春樹さんのあとがきを読むと、ポール・セローが異国を旅する中で実際に体験したことも書いているそうです。やはり異国であったり、未知の世界を教えてくれる小説はおもしろい。 ハッピーエンドではないですが、心に残る小説だと思います。でもラジオで取り上げた『ワールズ・エンド』にしても『緑したたる島』にしても、良くも悪くも人間らしさのある主人公に愛着を持つのではないかと思います。あっさり読めるけど、すぐには忘れられない小説です。 ラジオはこちらから↓ https://anchor.fm/lajv6cf1ikg/episodes/12-eiqrqv
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わたし、レイモンド・カーヴァーやグレイス・ペイリーを翻訳紹介してきた村上春樹の目にはかなりの信頼を置いてきたので、ポール・セローのこの短編集も見つけてすぐに手に入れてたのですが。 誰も知り合いのいないイギリスの街に家族と移住して人生の成功を疑っていなかった男が家族をうしないつつあ...
わたし、レイモンド・カーヴァーやグレイス・ペイリーを翻訳紹介してきた村上春樹の目にはかなりの信頼を置いてきたので、ポール・セローのこの短編集も見つけてすぐに手に入れてたのですが。 誰も知り合いのいないイギリスの街に家族と移住して人生の成功を疑っていなかった男が家族をうしないつつある自分に気づく表題作や、フランスにホームステイしたイギリス人の少女が、戦争体験と家族の絆をふりかざす支配的な父親に断固として歯向かう「サーカスと戦争」なんかは、けっこう好き。人生は確かなものという確信の脆さを露わにする感じがカーヴァーに似ている。 でも、セローの短編のもうひとつの流れにある、文壇士や海外暮らしの滑稽さを笑うような一連の短編には深みが感じられない。意地悪く描いている対象と同じものを作家自身について感じてしまうんだよなあ。
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アイロニックに満ちた短編集で面白かった。特に緑したたる島が良かった。読みながら感じていた事は村上春樹さんのあとがきに全部書いてあった。
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