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雨柳堂夢咄 新版(文庫版)(其ノ三) ソノラマC文庫
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雨柳堂夢咄 新版(文庫版)(其ノ三) ソノラマC文庫

波津彬子(著者)

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雨柳堂夢咄 新版(文庫版)(其ノ三) ソノラマC文庫

649

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2007/10/01
JAN 9784022671325

雨柳堂夢咄 新版(文庫版)(其ノ三)

¥649

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2014/04/10

和楽器と古典芸能好きなので、「寒月の笛」でまず引き込まれ、「夢を見る蔵」では人形浄瑠璃のお人形が出てくるという好物だらけの巻。 (文楽人形と書いてあるけれど「文楽」の人形かは疑問……ま、細かいことはおいておこう。) ロマンチックな「秋草闇」。 悲恋には違いないのに、二人が幸せそう...

和楽器と古典芸能好きなので、「寒月の笛」でまず引き込まれ、「夢を見る蔵」では人形浄瑠璃のお人形が出てくるという好物だらけの巻。 (文楽人形と書いてあるけれど「文楽」の人形かは疑問……ま、細かいことはおいておこう。) ロマンチックな「秋草闇」。 悲恋には違いないのに、二人が幸せそうで余計に切ない。 蚊帳ってほとんど見たことがないのだけど、友禅に絵を描いたような凝ったものがあるのかと驚き。特別なものにだけでなく、日常のお道具にも意匠をこらすところに日本の美を感じる。 ロマンスといえば「橋姫」も。 没落したお家のために新興の成金と取引として「形」だけの結婚をする……苑子と葛城を主人公にハーレクイン的なお話が一本書けてしまいそう。そして増える屏風に頭を抱える蓮に笑ってしまう。 「夏の盃」のお酒が飲めぬ~と大泣きする布袋さんも可愛らしい。 とどめに小野不由美さんの素晴らしすぎる解説。 今後もし誰かに、雨柳堂ってどんなお話?どんな魅力が?と聞かれたら、迷うことなくこの解説を差し出すことにする。 本当にお気に入りの8話収録 寒月の笛/桜の国にて/秋草闇/菊花の君/夢を見る蔵/橋姫/夏の盃/つなぐ手

Posted by ブクログ

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