- 新品
- 書籍
- 文庫
北里柴三郎(下) 雷と呼ばれた男 中公文庫
984円
獲得ポイント8P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/10/25 |
JAN | 9784122049291 |
- 書籍
- 文庫
北里柴三郎(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北里柴三郎(下)
¥984
在庫なし
商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
ドイツ留学から帰ってきた北里柴三郎の人生が描かれている。日本に帰国したものの、思うような研究が出来ず才能を生かしきれていなかった柴三郎に手を差し伸べたのが福沢諭吉である。福澤の提案により、伝染病研究所を設立し、日本の微生物学・公衆衛生など医学の発展に寄与する。ここの研究者には赤痢...
ドイツ留学から帰ってきた北里柴三郎の人生が描かれている。日本に帰国したものの、思うような研究が出来ず才能を生かしきれていなかった柴三郎に手を差し伸べたのが福沢諭吉である。福澤の提案により、伝染病研究所を設立し、日本の微生物学・公衆衛生など医学の発展に寄与する。ここの研究者には赤痢菌を発見した志賀潔や、野口英世らがいるように日本に欠かせなかった機関をまとめたのが柴三郎であった。香港でペストが流行していたことから、ペストの原因究明のため柴三郎は青山胤道らとともに派遣されペスト菌を発見するとこととなる。柴三郎の師である緒方と脚気の原因について対立したことがきっかけで東京大学派閥と敵対することになりその影響もあり、伝染病研究所は東大の元へ移管される政治的な動きがありそれに対抗するように柴三郎は北里研究所を設立した。その後福沢諭吉の念願だった慶應義塾医学部設立に尽力したのであった。 彼の功績は日本の医学界にとってとても大きいものだったんだなと改めて認識した。彼の完璧ではないが父親のように包み込んでくれるような人柄にとても魅力を感じたしそれがあったからいろんな人が支えたんだと思う。
Posted by
伝記です。自伝じゃありません。 研究に向かうその姿勢がやはり並ではありません。これまで偉大な結果を残してきた人物は総じてそうなのかもしれませんが、意志力、芯の強さが本当に驚異的です。もちろん、一人の力ではなく、福沢諭吉やその腹心で北里を経営面で支えた人物、同郷の出身で北里を引き上...
伝記です。自伝じゃありません。 研究に向かうその姿勢がやはり並ではありません。これまで偉大な結果を残してきた人物は総じてそうなのかもしれませんが、意志力、芯の強さが本当に驚異的です。もちろん、一人の力ではなく、福沢諭吉やその腹心で北里を経営面で支えた人物、同郷の出身で北里を引き上げた人物さらに色々な面でお互いを刺激し合ったであろう森鴎外など周囲の人々の助力によるものがあると感じます。しかしこのような環境を作るのはおそらく北里自身の強い人物像なのでしょう。決して聖人君子ではありませんが、人情味あふれ雷親父といわれる当たり、非常に好意的に見ることができました。 現在研究をしていると身としては非常に、自分への励ましになり、刺激になります。日本人としては、このような偉大な先人がノーベル賞を受賞できなかったことは残念です。現代を北里が眺めたらどう感じるのか聞いてみたいものです。
Posted by