- 書籍
- 書籍
線形代数の世界
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
線形代数の世界
¥3,080
在庫あり
商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
線形代数のうち,代数学から見たときの性質に焦点を当てた教科書,今後必要になる知識を身につけるのに良い。一通り群環体を学習した後に本書を用いると効果的だと思う。
Posted by
数学科志望の友人に薦められた本。前書きにあるように、読者が「ベクトルや行列、行列式といった、基本的対象にはある程度慣れている」ことを前提にしている。 普通の線形代数の入門書(例えば僕が持っている本で言えば齋藤正彦先生の線型代数入門とか)で扱うであろうジョルダン標準形などの内容...
数学科志望の友人に薦められた本。前書きにあるように、読者が「ベクトルや行列、行列式といった、基本的対象にはある程度慣れている」ことを前提にしている。 普通の線形代数の入門書(例えば僕が持っている本で言えば齋藤正彦先生の線型代数入門とか)で扱うであろうジョルダン標準形などの内容は3章までで、4章以降は双対空間やテンソル積といった、より発展的・抽象的な話題を解説している。 3章までの内容は既に完璧だと信じ(そんな筈は無いのだが…汗)、僕がちゃんと読んだのは4章から。また、6章も知っている内容だったので飛ばした。とは言っても、線形写像の完全系列(§2.5)は完全に知らない内容だったし、長い間モヤモヤしていた部分空間の和と直和の関係は、この本の解説で漸く得心がいった。結局、抽象的な直和と部分空間としての直和の間に自然な同形写像があるので、それによって同一視していた訳だ(p.22)。これを解説してくれている本はあまり無い気がする。4章以降は抽象的と書いたが、記述が分かりやすく読み進めるのにそこまで苦労しなかった。8章のテンソル積の定義のややこしさには流石に面食らったが。 ちょうど勉強している相対論の共変/反変やそれらの縮約はまさに本書の内容で、非常に勉強になった(それを期待して読み始めたのだが)。本文の随所にある「余談」もまったく余談などではなく、大事なことが書いてある。演習問題も豊富かつその解説もかなり丁寧で、名著と思う。 1 線形空間 2 線形写像 3 自己準同形 4 双対空間 5 双線形形式 6 群と作用 7 商空間 8 テンソル積と外積
Posted by
初斎藤毅先生。 歯ごたえはかなりある。 圏論的な扱いは難しいけど新鮮。 慣れてくると、とんとんとかなり先まで行ける。 通して10日間、のべ6日間で読了。
Posted by