商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩流社 |
発売年月日 | 1983/02/01 |
JAN | 9784882020370 |
- 書籍
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十六の墓標(下)
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十六の墓標(下)
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
痛ましい山岳ベース事件は、100%特殊な人が引き起こした訳でもなく、日本の軍隊的なしごき、いじめの要素が十二分に含まれていることが本書から分かります。 そこまで特殊でない幾つかの要因が重なるだけで、同じ事件が起こり続けるのでしょう。
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連合赤軍のナンバー2・永田洋子が生い立ちから事件を起こして逮捕されるまでの半生を記した自伝。 上巻では暴力的な描写はほとんどなかったが、下巻からリンチが始まり、残酷な場面が続く。 言われてるほどひどい本ではないなあと思った。彼女なりに正直に書こうとしている気はした。 ただ、瀬...
連合赤軍のナンバー2・永田洋子が生い立ちから事件を起こして逮捕されるまでの半生を記した自伝。 上巻では暴力的な描写はほとんどなかったが、下巻からリンチが始まり、残酷な場面が続く。 言われてるほどひどい本ではないなあと思った。彼女なりに正直に書こうとしている気はした。 ただ、瀬戸内寂聴の「永田さん以外の人物は生き生きと描かれているのに、永田さん本人の姿だけははっきり見えてこない」という感想には同感。
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宗教、思想、哲学を規範や戒律、教義として自らに課し、また、それとは並立する形で法律があるというのが人間社会である。しかし、それらは全て不完全であり、故に、過ちを繰り返しているというのもまた、我々の歴史である。この過ちを修正する仕組みが民主主義や、ファッショ、あるいは共産主義などの...
宗教、思想、哲学を規範や戒律、教義として自らに課し、また、それとは並立する形で法律があるというのが人間社会である。しかし、それらは全て不完全であり、故に、過ちを繰り返しているというのもまた、我々の歴史である。この過ちを修正する仕組みが民主主義や、ファッショ、あるいは共産主義などの主義、あるいは暴力だ。未成熟な思想を持ち、不完全な主義を標榜し、その矛盾を暴力で埋めようとした。暴力は、同調圧力を起こし、狂気となり、殺人に発展した。 盲従は常に危険である。 この事には当事者は気付かない。しかし、宗教となると、やはり、これは盲従すべきものなのである。従い、人間社会とは、常に未成熟な状態の中で、テロや戦争を引き起こすのである。 本著を気持ち悪いと評する事も可能だろう。しかし、文革でも、このような茶飯事であった事からして、思想に、総括や自己批判などを含む事自体が、問題の要点だったのではないだろうか。
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