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はじめてのおつかい こどものとも傑作集56
990円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
| 発売年月日 | 1977/04/01 |
| JAN | 9784834005257 |
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はじめてのおつかい
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はじめてのおつかい
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商品レビュー
4.4
239件のお客様レビュー
林明子さん、大好きです。この絵本は、娘が小さい時によく読み聞かせをしました。娘はおとなしくて、少し人見知りもあったので、この本に自分を重ねていたな〜と大人になった今、話してくれます。私も娘を重ねていた気がします。孫ができたらまた読んであげたい大切な絵本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「一人で買ってこれる?」 「うん、もういつつだもん」 ひとりでおつかいにでるみいちゃんを見ていると、子供の頃の自身の記憶が蘇ってきた。 私のまわりにはいつも誰かがいて、だからこそ小学校から帰ってきた時、誰もいない家の中に奇妙なほどの恐ろしさを感じ、私は外で眠って誰かの帰りを待った。 それは一人で遠出(500m程のものでも)するときも同じで、気持ちを重ねながら読み進めていた。 『お店には誰もいません。みーちゃんは大きな深呼吸を一つしました。それから 「牛乳 ください」と言いました。 うんと大きな声を出そうと思ったのに小さな声しか出ませんでした。誰も出てきません。』 『振り返ってみると、黒い眼鏡をかけたおじさんが立っていました。 「たばこ!」と怒鳴りました。』 めがねおじさんは、怒鳴りつける前、「ごほん!」と自分の存在を主張している。 もしかしたら、自分の存在を主張できないみいちゃんに、不器用ながら手を貸すつもりで怒鳴ったのかもしれない。 買い物を無事終えた後の帰り道の途中。最後の文章で語られている。 『坂の下で、ままが赤ちゃんを抱っこして、手を振っていました。』 そこまでの手間をかけるのであれば、間違いなく自分で買うほうが早い。 それでも、みいちゃんへの試練として、彼女を見守り続けた、その思いがいい。 みいちゃんが心細くなったり、ドキドキするさまを、母はそれ以上の思いで見守っていたのだろうと想像すると、それだけで胸がいっぱいになる。
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はじめてのおつかいの緊張や不安が読者に伝わってくるように分かりやすく描かれていて、思わずみいちゃんに感情移入して読んでしまう。表紙の満面の笑顔、裏表紙の怪我を手当してもらって買ってきた牛乳を飲んでいるみいちゃんが微笑ましい。
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