商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/09/30 |
JAN | 9784163263403 |
- 書籍
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三面記事小説
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三面記事小説
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商品レビュー
3.6
110件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前から読みたかった本。新聞の三面記事を膨らませた犯罪短編小説集。1作目だけ犯人の親族が語り手で、後は語り手が犯罪に至る過程のお話なので、ゼロ地点に至るまでをぞくぞく楽しみにながら読めた。
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実際にあった事件を元にしたフィクション短編集。 章の初めに実際の新聞記事が載っていて、どんな事件が起きたのかが最初にわかった上で、物語が進んでいく『紙の月』パターン。 日常からどんどん事件に近づいていく様子がハラハラして絶望的。 登場人物には共感できる人もいれば全くできない人もい...
実際にあった事件を元にしたフィクション短編集。 章の初めに実際の新聞記事が載っていて、どんな事件が起きたのかが最初にわかった上で、物語が進んでいく『紙の月』パターン。 日常からどんどん事件に近づいていく様子がハラハラして絶望的。 登場人物には共感できる人もいれば全くできない人もいるんだけど、どの事件も日常と地続きになっている。 少しずつの歪みがいつの間にか大きくなって、渦中にいるとその事になかなか気付けない。 事件っていうのは自分と関係の無い所で突然降って湧いたように起きるのではなくて、少しずつ育ってしまうものなのかもしれない。 そして自分だっていつ被害者や加害者になるかわからないということを改めて感じて、なんだか怖いような寂しいような。。
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何かが欠けていたり、過大になりすぎている人達の話。過不足の原因は環境のせいだったり、未熟なせいだったり、恋で盲目になっているせいだったりする。 登場人物たちに人間らしい欠点や偏見があるので、読んでいて辛いこともあるが、共感できる部分とできない部分のバランスが絶妙で、時折自分の人...
何かが欠けていたり、過大になりすぎている人達の話。過不足の原因は環境のせいだったり、未熟なせいだったり、恋で盲目になっているせいだったりする。 登場人物たちに人間らしい欠点や偏見があるので、読んでいて辛いこともあるが、共感できる部分とできない部分のバランスが絶妙で、時折自分の人生のうまくいかなかった頃を思い出す。
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