1,800円以上の注文で送料無料

諏訪に落ちる夕陽 コバルト文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

諏訪に落ちる夕陽 コバルト文庫

ながと帰葉【著】

追加する に追加する

諏訪に落ちる夕陽 コバルト文庫

502

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2007/10/10
JAN 9784086010856

諏訪に落ちる夕陽

¥502

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/01/19

筆者デビュー作 表題作は武田信玄と諏訪御料人のなれそめの話 同録の短編は 古代大和の恋のお話

Posted by ブクログ

2012/05/04

表題作は、ノベル大賞受賞作。 新人さんでよくぞここまで書けるなぁというほど、人物描写や心情のつみかさねていく様子がうまい。 ストーリー自体はなんてことないんだけど、見せ方がうまいんだよね。 光さす王宮 に惹かれて。 この作者さん、銀金好きなはず。読んでたらよくわかる。わたしより...

表題作は、ノベル大賞受賞作。 新人さんでよくぞここまで書けるなぁというほど、人物描写や心情のつみかさねていく様子がうまい。 ストーリー自体はなんてことないんだけど、見せ方がうまいんだよね。 光さす王宮 に惹かれて。 この作者さん、銀金好きなはず。読んでたらよくわかる。わたしよりは5つ年下、ギリギリリアルタイムに読めてるはずだし。 いいなぁ、こんな古代もの書きたいよー。 古代の風俗とか歴史うんちくの世界観は濃いんだけど、意外とストーリーは単純、それでも心理描写は濃いから共感できるから、読みやすいと言えば読みやすい。 もうちょっと濃い話でもいい気がして物足りなさもあるんだけど、まあラノベなんだしこのくらいのバランスがよいのかなぁと思ったり。 真珠姫?シリーズもそんな感じでさらっと読める話だから、作者さんの持ち味なんだな。 話は単純だけれども、どんでん返しが数回あったりで、ドラマチックではあり、やはり面白い部類に入ると思う。

Posted by ブクログ

2011/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「光さす王宮」収録。 紗手は古志国(こしのくに)三国の高向の郷に暮らす16歳の娘。 あるとき、異母兄の速待王から、大和の大王の后になるよう話をされる。父の彦主人王が亡くなって後、兄妹を援助してくれていた息長の君長の意向なのだという。 妹を送り出す兄のまなざしは、苦しみに満ちたものだった。 紗手は、それをただ兄として妹を心配するがためだと思ったのだが… 大和国、泊瀬列城宮。 重苦しく、不穏な空気が漂う宮殿の主が、人々が怯え、恐れ、忌む、当世の大王である。 冷たい言葉で紗手を拒絶する大王。 しかし紗手は、徐々に大王の孤独な心を知り、彼の笑顔を取り戻すため、行動を開始する。 その陰で、権力をめぐる豪族たちの陰謀が静かに進みつつあった。そしてその中に、妹をひとりの女性として愛してしまった速待の姿があった。 平群臣鮪の乱や春日郎女大后の死を経験した後という設定の、武烈天皇の物語。 沙本毘古・沙本毘売や、軽太子・軽大郎女の物語など、古事記の悲恋エッセンスがうまく取り入れられています。 それでいて、ラストは悲恋ではありません。破綻なく、とてもうまくストーリーが収拾されていて、完成度が高いと思いました。 武烈天皇VS継体天皇の直接対決も盛り上がります。この時代、王系の交代があったんじゃないか、なんて学説もありますが、まさか引導をわたすために継体本人が乗りこんでくるとは…! 大伴金村も、いい感じにうさんくさかったです。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品