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秘密 親と子のヰタ・セクスアリス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/09/25 |
JAN | 9784120038679 |
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商品レビュー
2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ベテラン推理作家が性に目覚める少年の青春小説書いたら、富島健夫とかの出来そこないの珍品になっちゃって大惨事! ショタコンにつき星二つおまけ。 今のところこれが斎藤栄先生の最新作のようで新刊はないみたいだけど、乱歩賞作家の引退覚悟?作としては、戸川昌子「火の接吻」が戸川さんの長編代表作のひとつと言える名作だったのに比べると、かなり寂しい。 刊行から10年過ぎても未だ文庫化されない時点でお察しください。 ミステリというよりは「思春期少年の性のめざめ」小説ですが、和田芳恵「接木の台」や五木寛之「青春の門」導入部に比べて物足りず。ナベジュン先生の「影絵」にも負けてるね。戦中の学生生活描写はいいとして、引っ張る謎は「チョメチョメがチョメチョメだった」って多分誰でも分かってしまうのはキツイ。まずここで減点されてしまい、更にエロ描写がものすごく抑え気味だったら、先生の元同人仲間の石原慎太郎でも読んだ方がまだましですがな。いっそのこと、どこまで私小説要素があるか分からないが、フィクションとしてミステリ的味付けとか昼ドラ的ドロドロなエピソードを盛った方が退屈しなかったかも。 主人公が兄の陰毛の濃さとズル剥け亀頭にびっくりするところとか、級友二人と触りっこして互いに仮性包茎のちんちんを剥きあうところとか、美熟女に逆セクハラされるとか、ものすごくイイ、印象的なシーンが他にもいくつかあるのに、戦後以降あっさり流す後半が駆け足で勿体ない。 主人公と父親との葛藤や対話(対決)をもう少し書き込んだだけで最後の尻切れトンボ感がなくなったんじゃないかなあ。 多分、タイトルが良くない。主人公が童貞喪失できるか否かどころか、精通して自慰を覚えたかも不明でぼかしてあるのに、このタイトルでは読者がムフフな展開てんこ盛りかと誤解する。
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