商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2007/08/22 |
JAN | 9784104066063 |
- 書籍
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1950年のバックトス
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1950年のバックトス
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商品レビュー
3.3
31件のお客様レビュー
ホラーな話もあるけど、心が温かくなるようなお話が嬉しい。 年を重ねて旅行に出た夫婦や、婚約者の母から指輪をもらう話など。 表題作の時を超えた再会に感動。 タイトルの意味にぐっとくる。
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#たった2ページ足らずの掌編なのに、鮮烈な印象を残す「手を冷やす」。氷の握り合いをする子供時代の挿話を手がかりに読めば、この男の子が「あなた」に対応し、痛みに耐えかねて氷を──手を離してどこかへ行ってしまうことを予感した、ということか。「残された私は、おかしい程みじめになって」。...
#たった2ページ足らずの掌編なのに、鮮烈な印象を残す「手を冷やす」。氷の握り合いをする子供時代の挿話を手がかりに読めば、この男の子が「あなた」に対応し、痛みに耐えかねて氷を──手を離してどこかへ行ってしまうことを予感した、ということか。「残された私は、おかしい程みじめになって」。 #でもまだちっとも分かった気がしない。万年筆のインクの玉の、この異様な不穏さは何だろう? なのに、わからないのに、最終行で「私」が抱く確信が、まったく同じたしかさで読者に「解って」しまうことがおそろしい。 (2009/03/27)
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『月の砂漠~』『ひとがた流し』と再読した流れでこちらも再読。 様々な色で魅せてくれるショートショート集。 表題作、「昔町」「アモンチラードの指環」「万華鏡」あたりが好きです。 そしてなんといっても「ほたてステーキと鰻」。 短い作品ではあるものの、さきちゃんとお母さんのその後が描か...
『月の砂漠~』『ひとがた流し』と再読した流れでこちらも再読。 様々な色で魅せてくれるショートショート集。 表題作、「昔町」「アモンチラードの指環」「万華鏡」あたりが好きです。 そしてなんといっても「ほたてステーキと鰻」。 短い作品ではあるものの、さきちゃんとお母さんのその後が描かれていて、嬉しい1篇。 北村さんの作品を読むと、その文章の美しさにほっとする。
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