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養生訓 講談社学術文庫
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養生訓 講談社学術文庫

貝原益軒(著者)

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養生訓 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 1982/10/01
JAN 9784061585775

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2021/10/29

季節の変わり目です。「体にいいこと」がまとめられた本書、現代にも通じる部分が多々あります(夜更かしやめようとか、腹八分目とか) 所蔵情報: 品川図書館(文庫/新書コーナー) 498.3/Ka21 ※岩波文庫版、徳間書店版も所蔵しています

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2020/09/27

貝原益軒 83歳のときの著作。 「人生を楽しむ」という大目的のために、長生き(長寿)する。そのための「養生」という流れ。医者ではなく儒学者の益軒が、古くから伝わる養生の術を「道」にまで高め、次の世代やさらなる子孫へ伝えようと、並々ならぬ意欲で書いたもの。 --- ともかく人生は、...

貝原益軒 83歳のときの著作。 「人生を楽しむ」という大目的のために、長生き(長寿)する。そのための「養生」という流れ。医者ではなく儒学者の益軒が、古くから伝わる養生の術を「道」にまで高め、次の世代やさらなる子孫へ伝えようと、並々ならぬ意欲で書いたもの。 --- ともかく人生は、楽しむべきである。短命では全世界の富を得たところで仕方のないことだ。(略)それゆえに、道にしたがって身体をたもって、長生きするほど大いなる幸せはないであろう。(P30) --- 儒者らしく、論語からの引用も多数ある。また、「孝」の意識もつよくあり、こんな記述が総論上にある。 ---  ひとの身体は父母を本(もと)とし、天地を初めとしてなったものであって、天地・父母の恵みを受けて生まれ育った身体であるから、それは私自身のもののようであるが、しかし私のみによって存在するものではない。つまり、天地の賜物であり、父母の残して下さった身体であるから、慎んで大切にして天寿をたもつようにこころがけなければならない。  これが天地・父母に仕える孝の本である。(P29) --- なお、実践的な養生の術については以下のような記述も気になった。 ◎内なる欲望と外なる邪気  養生法の第一は、自分の身体をそこなう物を除去することである。身体をそこなう物とは内から生ずる欲望と外からやってくる邪気とである。  前者は、飲食の欲、好色の欲、眠りの欲、言語をほしいままにする欲や、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七情の欲をいう。後者は、風・寒・暑・湿の天の四気をいうのである。 ◎心を平静にして徳を養う  心を平静にし、気をなごやかにし、言葉を少なくして静をたもつことは、徳を養うとともに身体を養うことにもなる。 ◎唾液は大切に  唾液は身体のうるおいである。血液となるものである。  草木もうるおいがないと枯れる。そのように唾液は大切なものである。唾液は内臓から口中に出てくる。大切にして、吐いてはいけない。なお遠くへ吐いてはさらにわるい。体に力がいるので気がへるからである。 ◎五思  ものを食べるときに考えなければならないことが五つある。それを五思という。一つは、この食は誰から与えられたのかを思わなければならない。(略)  二つは、この食は農民の苦労によって作り出されたことを思わなければならない。忘却してはならない。(略)  三つは、自分には才能も備わった徳もなく、さらには正しい行いもなく、君主を助け、人民を治める苦労もないのに、こうしたおいしいものを食べることができるのはひどく幸せであると…(略)  四つは、世間には自分より貧しいひとが多い。(略)自分は上等なおいしい食事を十分に食べて飢餓の心配はない。これは大きな幸福というべきであろう。  五つは、(略)いまは白い飯をやわらかく煮て、十分に食べ、しかも吸物があり、惣菜があって朝夕の二回にわたって十分に食べている。そのうえ酒があって心を楽しませ、気血をたすけている。  朝食や夕食をするたびに、この五思の中の一つでも二つでもよいから、かわるがわる思い起こして忘れてはならない。そうすれば、日々の楽しみもまたその中にあることに気づくであろう。 ◎食後の口内を清潔に  食後には湯茶で口中を数回すすぐのがよい。口の中を清潔にし、歯にはさまったものを取り去ることができる。牙杖(げじょう:つま楊枝)を使うのはよくない。 ◎酒は天の美禄  ほどよく飲めば陽気を助け、血気をやわらげて食物の消化をよくし、心配ごとをとり去り、興を生じてたいそう利益になる。ところが、多く飲むとひとを害する。(略)たとえば水や火は人間をよく助けるが、同時に災いをもたらすようなものである。 ◎膝から下の健康法

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2020/09/27

貝原益軒(1630~1714年)が『養生訓』を著したのは、80歳を過ぎてからと言われている。 当時としては、長寿だったはず。 今読んでいる、五木寛之さんの『好運の条件』(新潮新書)の130~135頁に、貝原益軒のことが書かれているので、ちょっと調べてみました。 貝原益軒を、...

貝原益軒(1630~1714年)が『養生訓』を著したのは、80歳を過ぎてからと言われている。 当時としては、長寿だったはず。 今読んでいる、五木寛之さんの『好運の条件』(新潮新書)の130~135頁に、貝原益軒のことが書かれているので、ちょっと調べてみました。 貝原益軒を、ウィキペディアより引用すると、 ---引用開始--- 1699年、70歳で役を退き著述業に専念。著書は生涯に60部270余巻に及ぶ。 退役後も藩内をくまなくフィールドワークし『筑前国続風土記』の編纂を継続、1703年(元禄16年)に藩主に献上している。 1714年(正徳4年)に没するに臨み、辞世の漢詩2首と倭歌「越し方は一夜(ひとよ)ばかりの心地して 八十(やそじ)あまりの夢をみしかな」を残している。 ---引用終了--- すごい方です。

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