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処女地 岩波文庫
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処女地 岩波文庫

イワン・ツルゲーネフ(著者), 湯浅芳子(著者)

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処女地 岩波文庫

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2004/07/20
JAN 9784003260890

処女地

¥946

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2024/08/15

ドストエフスキーの『悪霊』が書かれたのはまさに1870年頃のことです。 これはツルゲーネフが描こうとした70年代の青年とぴったり重なります。 ツルゲーネフは社会主義思想を信ずる過激派が農村に潜入し暴動を起こす流れを描写しました。 それに対しドストエフスキーはある街を舞台に、社会主...

ドストエフスキーの『悪霊』が書かれたのはまさに1870年頃のことです。 これはツルゲーネフが描こうとした70年代の青年とぴったり重なります。 ツルゲーネフは社会主義思想を信ずる過激派が農村に潜入し暴動を起こす流れを描写しました。 それに対しドストエフスキーはある街を舞台に、社会主義革命家が起こす大混乱と陰惨な事件を描きました。 舞台は違えど2人の問題意識は共通するものがあります。 物語の深刻さ、どす黒さという点では『悪霊』のほうが圧倒的に際立っていますが、『処女地』の視点も非常に興味深いです。文学スタイルの違う2人の作品を見ることでより深くこの時代の人間精神を学ぶことができるような気がします。

Posted by ブクログ

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