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宮沢賢治全集(7) 銀河鉄道の夜/風の又三郎/セロ弾きのゴーシュ ほか ちくま文庫
1,210円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
| 発売年月日 | 1985/12/01 |
| JAN | 9784480020086 |
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宮沢賢治全集(7)
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宮沢賢治全集(7)
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
「銀河鉄道の夜」や「…
「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」など有名な作が並ぶ。巻頭の「税務署長の冒険」が作者のイメージと合わずに驚いた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
15編の短編が収められている。それだけではなく異稿や本文の成立過程、編者による解説が掲載されていて、背景を詳しく知ることができる。 風の又三郎、セロ弾きのゴーシュはもちろんタイトルは知っていたがちゃんと読んだのは初めて。 ほとんどの作品が良かった。 税務署長の冒険(30ページ) 作者が付けたタイトルは不明らしい。にしても税務署長が冒険ってどういうこと?と思ったが本当に冒険をした。結構面白かった。エンターテインメント性が高いが、密造酒を取り締まられる農民側からしてみれば抑圧の歴史ということになるらしい。 或る農学生の日誌(19ページ) 農学生の貧困や旱魃に苦労する様子が窺われる日誌風の作品。その中でも北海道への修学旅行の記録は参加することができたという喜びも含めてほっとできる一節だった。これが今からちょうど100年前の1925年のこと。100年と言えば一瞬のようだがやはり隔世の感がある。 なめとこ山の熊(12ページ) 熊の言葉が分かるようになった猟師の話。猟師として、熊としての宿命は荘厳でもある。好きな雰囲気。 洞熊学校を卒業した三人(19ページ) 三人というのは蜘蛛となめくじと狸。なぜこの三種なのか分からない。生き物が食べられたり、腐ったり、溶けたり、なかなかに生々しい。碧い目の蜂で季節の移ろいが感じられるのがよい。なまねこ、なまねこ。 畑のへり(5ページ) 蛙が二匹、とうもろこしと人を見ながら話している。人の頭の上にある16本の手とは何だ? 月夜のけだもの(11ページ) タイトルからどんな恐ろしい話かと思えば、動物園の動物たちがとぼけた会話をするばかり。絵本で見てみたいような話。「みんなは目をさめました」とあるので動物たちの集団夢であるようだし、「わたくし」という登場人物が見た夢かもしれない。 マリヴロンと少女(5ページ) 宗教よりも芸術に憧れる少女と歌い手のマリヴロンの一瞬の邂逅。詩的な雰囲気が漂っている。 蛙のゴム靴(16ページ) 持てる蛙がひけらかしたため持たざる蛙たちに妬まれ嫌がらせをされ、お互いにひどい目に遭ってお互いに反省する。かえるの喋り方がなんかかわいい。 まなづるとダァリヤ(7ページ) 花の女王になりたい傲慢な赤いダリアには真鶴はそっけない。薄暗くて見えないのか。控えめな白いダリアには挨拶をする。赤いダリアは人に摘まれてゆく。真の美しさについての寓話かな。 フランドン農学校の豚(21ページ) 豚と教師や生徒が会話をするが最後には屠殺されるという残酷な話。 ポラーノの広場(80ページ) 本巻で最も長い作品だが読みやすいので短く感じる。月夜の草原で小さく光るシロツメクサの光景がとても美しく幻想的に描写されている。 銀河鉄道の夜(65ページ) 銀河鉄道に乗るまでのシーンが好き。ジョバンニの苦しさが描かれているんだけれども。銀河鉄道は死者を乗せる列車であり、ジョバンニのぎりぎりの心と星祭の街が見せた夢なのかなと思う。銀河鉄道の中でのシーンは読んでいると眠くなってくる。 風の又三郎(55ページ) 田舎の小さな小学校に、親の仕事の都合で二週間ほど、少年が転校してきたというだけの話である。でも子供たちにとっては都会の子供が珍しかったのか、姿を見せたときにちょうど強い風が吹いたということもあり、また名前が三郎だったこともあり、話に伝え聞く風の又三郎だと思い込んで交流する。風の又三郎とは何なのか特に説明はない。しかし子供たちは非日常感に酔いしれて幻惑されているようでもあった。 会話文の方言が強くてちょっと読みにくかった。 ひのきとひなげし(9ページ) 自分たちはあるがままで美しいということに気付かず文句ばかり言うひなげしたち。「あめなる花をほしというひ この世の星を花といふ。」という歌がいい。「オールスターキャスト」なんて言葉が出てきたのが意外で楽しい。 セロ弾きのゴーシュ(23ページ) チェロが上手ではない楽団員のゴーシュが家で練習をする間、動物たちが日替わりでちょっかいを出しに来るが、そのおかげもあって練習に身が入る。演奏会の日にアンコールで独創した曲が、猫の目から火花を飛ばさせた「印度の虎狩」であり、高評価を受けたのが面白い。
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2025年読了150冊目は宮沢賢治。 「銀河鉄道の夜」の異稿が載っていると知り、読みたくて手に取った。 切なくて切なくて苦しくて、それでも美しい世界観の中、ひと味違う読了感に浸ることができた。躍動感のある情景描写がとても魅力的。 初めての作品あり、 「風の又三郎」「セ...
2025年読了150冊目は宮沢賢治。 「銀河鉄道の夜」の異稿が載っていると知り、読みたくて手に取った。 切なくて切なくて苦しくて、それでも美しい世界観の中、ひと味違う読了感に浸ることができた。躍動感のある情景描写がとても魅力的。 初めての作品あり、 「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」「なめとこ山の熊」など、子どもの頃読んだことがある作品もありで充分に楽しめた。 文字の大きさやフォントが、私の年齢的にややきつかったのが残念ではあった。
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