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不如帰 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 2012/07/20 |
| JAN | 9784003101513 |
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不如帰
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不如帰
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商品レビュー
3.6
34件のお客様レビュー
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何度も映画化された当時の大ベスト・セラー。いわゆる「難病モノ」であることはどこかで仄聞して知っていたのだが、今回はじめて読んだ。「難病モノ」であるという断片的な知識から、『世界の中心で、愛をさけぶ』のように、ヒロインが病魔に侵されて亡くなってしまう筋書を想像していて、じっさい浪子...
何度も映画化された当時の大ベスト・セラー。いわゆる「難病モノ」であることはどこかで仄聞して知っていたのだが、今回はじめて読んだ。「難病モノ」であるという断片的な知識から、『世界の中心で、愛をさけぶ』のように、ヒロインが病魔に侵されて亡くなってしまう筋書を想像していて、じっさい浪子は最終的には亡くなってしまうのであるが、しかしメインの悲劇は死ぬことそれじたいではなく、病気のせいで2人の関係が引き裂かれてしまうことである。まさに「悲恋」という言葉がふさわしい展開に、当時の読者が熱狂したのも頷ける。想像と異なっていたぶん、純粋に物語を楽しむことができた。このような悲劇のウラには、千々岩や川島未亡人の憎らしさなども存分に描かれており、たんなる「病気モノ」では終わっていない点もよかった。また、コレも予想外であったのだが、物語にはなんと日清戦争まで登場する。病気に加えて戦争という悲劇も加わるわけである。さらには、同時に当時の時代背景を巧みに採り入れているということでもあり、同時代の読者の心を捕らえて離さなかったことにも納得である。「病気モノ」と聞いて読む前には軽く捉える気持もあったのだが、じつはさまざまなところに「仕掛」が張り巡らされていて、文学史上に残る傑作であることも理解できた。
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徳富蘆花著『不如帰 改版 (岩波文庫 ; 31-015-1)』(岩波書店) 1938.7発行 2012.7改版 2020.8.25読了 地の文が美しく、そうした意味で小説的だけれども、芝居がかった展開や会話文はむしろ戯曲に近い。実際、本書は当時から演劇化されて好評を博していた...
徳富蘆花著『不如帰 改版 (岩波文庫 ; 31-015-1)』(岩波書店) 1938.7発行 2012.7改版 2020.8.25読了 地の文が美しく、そうした意味で小説的だけれども、芝居がかった展開や会話文はむしろ戯曲に近い。実際、本書は当時から演劇化されて好評を博していたらしい。場面展開が早く、読者を飽きさせない。明治期のベストセラーという呼び名は頷ける。しかしながら、最後まで読んでみると、いささか物足りなさを感じる。どうにも武男のマザコンが原因としか思えないばかりか、浪子が病魔に蝕まれる一方で武男が軍人として順調に出世していく姿に違和感を覚える。一つの物語として未完成な印象を与える。途中までよかっただけに残念であった。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I023799602
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