商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 1998/03/25 |
| JAN | 9784102060025 |
- 書籍
- 文庫
アンナ・カレーニナ(中)
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アンナ・カレーニナ(中)
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商品レビュー
4
42件のお客様レビュー
アンナ・カレーニナ 中 長編小説の良さの一つは登場人物の個性を際立たせるのに充分な紙幅がさけることだろう。そしてその個性が生まれ持ったものではなく、社会の中で揺れ動きながらじっくり作りこまれている。 アンナとカレーニンの修復不可の関係性と対になる形で結ばれたリョービンとキチィ...
アンナ・カレーニナ 中 長編小説の良さの一つは登場人物の個性を際立たせるのに充分な紙幅がさけることだろう。そしてその個性が生まれ持ったものではなく、社会の中で揺れ動きながらじっくり作りこまれている。 アンナとカレーニンの修復不可の関係性と対になる形で結ばれたリョービンとキチィ。幸せ絶頂のなかにみる微かな違和感は他人同士が家族を営むことの難しさを表している。 作品の登場人物は人を思う気遣いがみられる場面でも心の裏側に(そうは直接的に描かれるのではないのだが、)「自分さえ良ければ」という人間の利己的な側面が見え隠れする。 宗教、哲学、経済、ロシアの農奴解放後の農村の状況など意見を闘わせるシーンも特徴的で趣きがある。 残された子どもの悲しみ。 アンナにとって幸せな恋する時間が既に通り過ぎてしまっていて、破滅へつながりそう。下巻へつづく
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長くて退屈で…という先入観(または昔の記憶)で読み始めたトルストイの作品の中巻。 なかなかどうして夢中に読んだ。私が大人になったのか?農村に暮らす貴族のリョービンと一旦はリョービンの求婚を断ったキチィの結婚式のくだりは素晴らしかったし(そんなに感動的なものなら結婚式も悪くなかっ...
長くて退屈で…という先入観(または昔の記憶)で読み始めたトルストイの作品の中巻。 なかなかどうして夢中に読んだ。私が大人になったのか?農村に暮らす貴族のリョービンと一旦はリョービンの求婚を断ったキチィの結婚式のくだりは素晴らしかったし(そんなに感動的なものなら結婚式も悪くなかったかもな、と籍だけ入れた私は思ったのでした)、離れ離れになった息子に会いに行くアンナには涙した。 心理描写なのか作者が教訓をたれているのかどちらともつかない書き方がきっとトルストイの特徴で、それが若い頃には私の鼻についたのかもしれないな、と思うが、今ならそれを含めて楽しく読める。 さて、下巻に続きますか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
キチイとリョービンの再会を描いたところは圧倒的に引き込まれました。一方で、農奴解放や農業の在り方をとうとうと述べるあたりは退屈でした。先に描かれた農業改革から再会に移っていくこのギャップが、再会をよりドラマティックにしているのでしょうか。その後ただちにアンナの産褥熱に始まった劇も読み応えあって小説のクライマックスをさらに盛り上げてます。名作な訳です。兄の死や息子との束の間の再会、翻訳も素晴らしいから、これだけ楽しめるのだと思います。
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