商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 1971/11/22 |
JAN | 9784488508029 |
- 書籍
- 文庫
雪の中の三人男
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雪の中の三人男
¥638
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
寒い日のカイロのように、歯医者で優しくされたように、ほっこりするお話でした! 読みながらふふふって笑えて楽しかった。良いなぁ。 全員ハッピーエンド。ポーターと支配人もよかったね。笑 自分が生まれるよりも前に異国でできたお話を、今ではもう亡くなっている訳者の方が翻訳してくれた本を...
寒い日のカイロのように、歯医者で優しくされたように、ほっこりするお話でした! 読みながらふふふって笑えて楽しかった。良いなぁ。 全員ハッピーエンド。ポーターと支配人もよかったね。笑 自分が生まれるよりも前に異国でできたお話を、今ではもう亡くなっている訳者の方が翻訳してくれた本を読めるって本当にありがたい。
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ケストナーの小説はなにしろ序文がすばらしい。だいたい作者(わたし)がなんだかんだ言い訳しながら、「こんな小説どうでしょう?おもしろいと思いません?わたしはまだちょっとよくわからないんですが、お付き合い願いますか」というような感じ。この出だしだけでも読めればケストナーの小説を手にと...
ケストナーの小説はなにしろ序文がすばらしい。だいたい作者(わたし)がなんだかんだ言い訳しながら、「こんな小説どうでしょう?おもしろいと思いません?わたしはまだちょっとよくわからないんですが、お付き合い願いますか」というような感じ。この出だしだけでも読めればケストナーの小説を手にとった甲斐があるものだと思う。 劇化されたものは「いつまでも子供」というのらしい。 まあ本当その通りだなって思う。 ホテルに身分を取り違えられ、いい歳こいた大人三人が雪だるまを作る場面、あれはやっぱり最高にいい。 「一杯の珈琲から」でも雪だるま作る場面があって、それが最高によかったように記憶してるけど、本当だろうか? まあ、あんまり小難しいことはいい。ビールでも飲みながらぺらぺらめくって、「ほっ」と一息つく感じ。 ちくしょう、ケストナーほどキュートな作家がいるだろうか。
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ケストナーのユーモア小説三部作の2。貧乏人と大金持ちが取り違えられるというありがちな設定に、あまり期待せずに読み始めたのだけど……、いやぁこれは愉しいねぇ。全編に満ちた温かいユーモアがなんとも快い。ラスト一行のオチも見事。
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