商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2003/02/17 |
JAN | 9784101157436 |
- 書籍
- 文庫
剣客商売 十三 波紋 新装版
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剣客商売 十三 波紋 新装版
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
自分も知らぬうちに不…
自分も知らぬうちに不当な恨みを買い命を狙われる大治郎の危機『波紋』。
文庫OFF
▼消えた女 波紋 剣士変貌 敵 夕紅大川橋 ▼「鬼平犯科帳」が面白くて、するすると11巻まで読んだところで、読み終わるのが惜しいなあと思って中断し。「仕掛人梅安」に移動して、そっちを読み終えてしまい。いかんこのままでは鬼平を読み終わってしまうと思って「剣客商売」に移動。するする...
▼消えた女 波紋 剣士変貌 敵 夕紅大川橋 ▼「鬼平犯科帳」が面白くて、するすると11巻まで読んだところで、読み終わるのが惜しいなあと思って中断し。「仕掛人梅安」に移動して、そっちを読み終えてしまい。いかんこのままでは鬼平を読み終わってしまうと思って「剣客商売」に移動。するすると読んでるうちに気がつけば13巻を読み終え「げ。あと3冊で終わってしまう」と青ざめています。いずれ再読するにせよ、やっぱり初読は格別、終わっちゃったら寂しいだろうなあ。 ▼どの話も読みやすくそれなりにオモシロく、「消えた女」という、小兵衛が昔の恋人の娘を見た気になって…という話から、割と定番の「かつての弟子筋が身を持ち崩し」「旧友の老いに心を痛め」などなど、突っ込めばいくらでも偶然の産物だと言えるんですが味わい健在。 ▼「敵」の一篇、身を持ち崩した剣客が、知らぬ間に殺人に利用され…という内容を小兵衛大治郎親子が解決するのですが、ちょっとしみじみした物語の末尾、小兵衛大治郎が歩く江戸の町の風景描写で終わります。 ”三河町四丁目へ二人がさしかかったとき、稲荷ずしの売り声が近寄って来て、右側の商家の潜り戸から小僧が二人あらわれ、その売り声は向って走り出した。 店を仕舞った後の、これが小僧たちのたのしみなのである。” これで終わるんです。これは唸りました。これ、池波節の尤も甘美な刹那なんぢゃないかしらん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人は変わる。年を重ねるからと言って成熟し達観していくとは限らない。人にはいろいろな顔がある。人に見せているのはほんの一部。最後は解決。それが爽快。
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