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歴史と視点 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2009/09/01 |
| JAN | 9784101152264 |
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歴史と視点
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歴史と視点
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
短編集ですが、「私の…
短編集ですが、「私の雑記帖」とあるようにエッセイ的な要素もあります。司馬さんが昭和や自分の戦争体験について語ることはあまりないですが、この中では戦車のことなどに触れて、戦争に対する心情を吐露しています。
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合理性を追い求めた米露に対して、偏ったこだわり(見た目の美しさ、ディーゼルエンジン)で戦えない戦車を作らせた旧陸軍。 目的の達成のための理性的な判断よりも思想的・抽象的な考え方を好んだ軍司令部。 それらは今の社会にも連綿と受け継がれているという気がする。 無駄な資料、無駄な会議、...
合理性を追い求めた米露に対して、偏ったこだわり(見た目の美しさ、ディーゼルエンジン)で戦えない戦車を作らせた旧陸軍。 目的の達成のための理性的な判断よりも思想的・抽象的な考え方を好んだ軍司令部。 それらは今の社会にも連綿と受け継がれているという気がする。 無駄な資料、無駄な会議、狭いこだわり、属人化した仕事。 けれど一方で、合理性を追い求めるだけでは物足りないのもまた事実。目的を達成するための合理的判断と、付加価値としてのこだわりや理想の境を明確にし、本当に捨てられないもの(それは魂に通ずるかもしれない)の立場を明確にすることこそ必要なのではないか。 戦時中、軍の無茶な作戦に不満を漏らす者はいなかったという。それを絶望というよりは諦観だったと司馬遼太郎は振り返っている。 諦観。私が何をしてもこの人は変わらない、この組織は変わらない、この国は変わらない。そうして口を噤むのは、身に覚えがあった。 2023/06/15 戦車の話より
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歴史的小説家による、雑話集。彼の仕事の後考察の側面を持つ、自身の体験等からも紡ぎ出された書。歴史上の史実について、詳述された著者による談話は興味深い。
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