商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/04/01 |
JAN | 9784101104072 |
- 書籍
- 文庫
花紋
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
花紋
¥990
在庫なし
商品レビュー
3.6
23件のお客様レビュー
明治大正に生きた閨秀歌人御室みやじの数奇な運命を描いた一作。 短歌のことは分からずともその展開にトリコにさせるのはさすが山崎豊子といったところ。 河内長野の因習に囚われ、自由に生きることが出来なかったみやじの苦悩を描く。 昔の慣習に囚われすぎた昔の人々は今となっては納得でき...
明治大正に生きた閨秀歌人御室みやじの数奇な運命を描いた一作。 短歌のことは分からずともその展開にトリコにさせるのはさすが山崎豊子といったところ。 河内長野の因習に囚われ、自由に生きることが出来なかったみやじの苦悩を描く。 昔の慣習に囚われすぎた昔の人々は今となっては納得できないものの、当時としてはシリアスだった面も伺える。
Posted by
因習にがんじからめのとある名家の人間模様、ヒロインの生涯を侍女の回想で綴った作品。 なんで祖父は正妻の子である息子=後継者一家と妾の娘たちを同居させたのだろう。そこから全部こじれている気がする。 名家の総領娘として大切に育てられたのは結構だが、その特権的地位もライフスタイルも...
因習にがんじからめのとある名家の人間模様、ヒロインの生涯を侍女の回想で綴った作品。 なんで祖父は正妻の子である息子=後継者一家と妾の娘たちを同居させたのだろう。そこから全部こじれている気がする。 名家の総領娘として大切に育てられたのは結構だが、その特権的地位もライフスタイルもすべて家族制度によって与えられたもので、それ(婿養子を取る)を拒否して和歌の道を取るならば家出、駆け落ちしかないと思う。婿養子さんとギスギスするのはあんたが悪い。
Posted by
山崎豊子さん作、女主人公の作品の中では今のところこちらがベストとなりました。 歌人御室みやじこと葛木郁子の人生を一時彼女と共に暮らした女学生が訪ね聞き歩く形で綴られる物語。 山崎豊子さん作品としては個人的に新鮮さを感じ楽しんで読めた。
Posted by