商品レビュー
3.8
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ゆったりとした時間
水村美苗の紹介で、大人になって今さら読みました。非常にゆったりとした時間が流れて、今の時代のあくせくしたような、目的がなければいけないような小説とは違うな、と思いました。
三四郎の言う三つの世界は、分かるような気がします。切っても切れない、目を背けたいような現実の生...
水村美苗の紹介で、大人になって今さら読みました。非常にゆったりとした時間が流れて、今の時代のあくせくしたような、目的がなければいけないような小説とは違うな、と思いました。
三四郎の言う三つの世界は、分かるような気がします。切っても切れない、目を背けたいような現実の生活にいる自分、職場で仕事をしている自分、そして眩く煌びやかな世界に身を置いている自分。
そしてその3つ目の世界に翻弄されつつ、結局果たされないまま現実に戻される。なんとも言えない、もやもやした雰囲気が味わえました。
崩撃雲身双虎掌
儚くも淡い恋心を歌っ…
儚くも淡い恋心を歌った、青春小説の傑作です。
文庫OFF
「頭の中は日本より…
「頭の中は日本より広い」はずなのに三四郎の頭の中はごちゃごちゃしていてとても狭い。なぜか。独りよがりだからだ。そして決定的に経験不足だからだ。若いのだから仕方がない。経験は最初から持っているものでもなければ、一度に手に入れられるものでもないのだから、それでいいのである。 この青...
「頭の中は日本より広い」はずなのに三四郎の頭の中はごちゃごちゃしていてとても狭い。なぜか。独りよがりだからだ。そして決定的に経験不足だからだ。若いのだから仕方がない。経験は最初から持っているものでもなければ、一度に手に入れられるものでもないのだから、それでいいのである。 この青春小説は私の過去を現在に生き返らせた。そういう意味で小説は過去を現在に、大げさに言えば歴史を現在に生かす働きがあると気が付いた。では三四郎と同じぐらいの若者にとってはどうか。単なる共感以上の何かを受け取ってくれればと思った
文庫OFF