商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/07/10 |
JAN | 9784167717377 |
- 書籍
- 文庫
スパイの世界史
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スパイの世界史
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
スパイの元々の意味は「よく見る、しげしげと詳しく見る」で、決して秘密の情報をのぞくという汚い意味は含まれなかった。ところが16、17世紀ぐらいになると、スパイは今のような意味になったといわれる。近代以降になると、スパイと外交がセットになったようである。本書はそんなスパイが活躍し...
スパイの元々の意味は「よく見る、しげしげと詳しく見る」で、決して秘密の情報をのぞくという汚い意味は含まれなかった。ところが16、17世紀ぐらいになると、スパイは今のような意味になったといわれる。近代以降になると、スパイと外交がセットになったようである。本書はそんなスパイが活躍した歴史を見ていく。 スパイそのものは古代から存在したが、先ほど述べたように、現代のような役割を担うスパイは近代が起源となる。そして、現代みたいに情報の専門家が登場したのがイギリスの「フランシス・ウォルシンガム」である。ウォルシンガムは、エリザベス1世の時代に活躍した人物で、メアリ1世の処刑やスペインの無敵艦隊に勝利するなど、スパイマスターとして名を残した。そのため、イギリスは歴史的に見てインテリジェンス能力が優れている。 第2次世界大戦後、資本主義と共産主義との対立、すなわち冷戦の幕明けとなるが、このとき各国で諜報活動が本格化する。大戦以前から存在するイギリス英国秘密情報部(通称MI6)はもちろんのこと、アメリカのCIA、イスラエルのモサド、ソ連のKGBと、諜報機関が次々と台頭した。しかし本書を読むと、意外にも作戦で失敗するケースが多く、スパイのイメージとは裏腹に、初歩的なミスを散々犯していることがわかる。
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- ネタバレ
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[ 内容 ] 外交の裏にスパイあり。 アラビアのロレンスの智謀、美貌の踊り子マタ・ハリの色仕掛け、酒飲みで女好きなゾルゲの二重スパイ疑惑、超エリート集団ケンブリッジ・スパイ・リングの売国…。 第一次世界大戦から湾岸戦争まで、歴史の行方を決した熾烈なインテリジェンス戦の全貌を明らかにする。 大興奮の裏世界史決定版。 [ 目次 ] プロローグ 第1部 スパイ前史 第2部 第一次世界大戦 第3部 二つの大戦の幕間 第4部 第二次世界大戦 第5部 冷戦 第6部 一九五〇年代 第7部 一九六〇年代 第8部 一九七〇年代 第9部 一九八〇年代 第10部 一九九〇年代 エピローグ [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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読みにくい、というのは読み始めの評。慣れてくると、筆者の書き方の特徴が掴めて、ぐっと読みやすくなる。意外と、まとまった書き方(独特故、慣れるまでは時間がかかるが)なので、頭には入り易い。 多大な情報量なので、取捨選択はこれまた難しいが、網羅しているともいえるので、知的好奇心を...
読みにくい、というのは読み始めの評。慣れてくると、筆者の書き方の特徴が掴めて、ぐっと読みやすくなる。意外と、まとまった書き方(独特故、慣れるまでは時間がかかるが)なので、頭には入り易い。 多大な情報量なので、取捨選択はこれまた難しいが、網羅しているともいえるので、知的好奇心をかなりくすぐられる。
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