商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
発売年月日 | 2006/12/20 |
JAN | 9784334925291 |
- 書籍
- 児童書
親切なおばけ
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
若竹七海さんの作品は、昔、日本の推理ものばかり読んでいた時期に、何冊か読んだのだが、どうも苦手なイメージがあって・・・今となっては、その理由がよく思い出せないけれど、毒が合わなかったのかな。 ただ、この絵本に関しては、若竹さんの物語と、杉田比呂美さんの絵の相性が抜群で、やはり文...
若竹七海さんの作品は、昔、日本の推理ものばかり読んでいた時期に、何冊か読んだのだが、どうも苦手なイメージがあって・・・今となっては、その理由がよく思い出せないけれど、毒が合わなかったのかな。 ただ、この絵本に関しては、若竹さんの物語と、杉田比呂美さんの絵の相性が抜群で、やはり文庫でもコンビ歴が長いからか、杉田さんの絵も、他とはまた違って、いきいきしているように感じられたし、主人公の「ノノコ」ちゃんがまた健気で・・それも、直接感情に訴えず、少し距離を置いた書き方に、却ってグッとさせられて、ユーモラスなんだけど、ほんの少しだけ、胸が切ない感じというか。こうした書き方は、この人の特色なのかもしれないと思い、好感を持ちました。 そして、ノノコちゃんの家族は、皆、いい人ばかりで・・お父さんの三度の我慢には尊敬の念を抱いたし(笑っちゃったけど)、お母さんの迷わぬ行動力の凄さ、おじいさんの、ずっとノノコちゃんのこと、見守ってる姿もいいね。 それにしても、若竹さんは、いろんな意味で、しっちゃかめっちゃかにするの、好きですよね(笑) ただ、本書の場合は、それに杉田さんも乗っかっている感じが、また素敵でした。
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おじいちゃんの最後の約束を守ろうと健気な行動しているノノコちゃんだが、 その結果にまわりの大人は右往左往。 文と絵がとにかくマッチしていて、騒々しい内容であるがしんみりとしてしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
近所の人から「おばけやしき」と呼ばれるほど、古い家に住んでいるノノコは、そのために「おばけ」と呼ばれて仲間外れにされ、いつもひとりぼっち。それに気づいたおじいさんは、「親切なおばけ」になれば友だちができると言う。 おじいさんの言うことを信じて、「親切」にするノノコの行動は、突拍子もないもので、大人たちは眉を顰める…… ノノコの大真面目で、でも的はずれな行動は、著者の小説の主人公たちがやらかしてそうなことで。ややシュールでブラックな絵本。
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