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昭和の戦争 保阪正康対論集
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昭和の戦争 保阪正康対論集

保阪正康(著者), 半藤一利(著者), 伊藤桂一(著者), 戸部良一(著者), 角田房子(著者), 秦郁彦(著者), 森史朗(著者), 辺見じゅん(著者), 福田和也(著者), 牛村圭(著者)

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昭和の戦争 保阪正康対論集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/朝日新聞社
発売年月日 2007/04/06
JAN 9784022502742

昭和の戦争

¥1,430

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2012/02/12

 本書は昭和史の権威であるジャーナリスト・ノンフィクション作家である保阪正康氏と12人の作家・歴史家・学者等との「昭和の戦争」についての対談集であるが、さすがにそれぞれに論議に深みがある点があり、おもしろいと思った。  同じく歴史についての著作も多い半藤一利氏との対談での、対米戦...

 本書は昭和史の権威であるジャーナリスト・ノンフィクション作家である保阪正康氏と12人の作家・歴史家・学者等との「昭和の戦争」についての対談集であるが、さすがにそれぞれに論議に深みがある点があり、おもしろいと思った。  同じく歴史についての著作も多い半藤一利氏との対談での、対米戦争への分岐点「ポイント・オブ・ノーリターンは1940年9月の日独伊三国同盟であった」との評価は深いものがあると感じた。当時の日本の権力中枢グループのパワーバランスとそれぞれの主張を展開する二人の論議は、当時の日本の権力システムが正常に機能せずに袋小路に陥っている状況を浮かび上がらせている。  作家角田房子氏との対談で、角田氏は作家の大佛次郎氏の言葉を紹介している。「日本人はバカばかり揃っていたわけではないのに、時に不思議なほどのバカをやる。それは常に日本人の中に強く存在するもの『付和雷同』に支配されるからだ」。この言葉を読んで、今でも日本人はまったく変わっていないのではないのかと思った。  この昭和の戦争についての対談を読んで、なんとおろかな戦争をおこなったことかと痛感するものであるし、また現在の日本において、いまだにこの戦争についての国民の共通認識がもたれていないことを残念に思うものである。「おろかな戦争」へと進んだ理由も、「共通認識の欠落」の理由や結果も日本人の国民性に原因があるのではないかとも思うが、本書は、それらのことを考えさせてくれる良書であると評価したい。

Posted by ブクログ

2011/10/31

対談本。 対談なので、聞いているようにサクサク読めて、わかりやすい。 保阪さんのスタンスは、変わらないように思うが、対談相手によって引き出されてくるものが違っているので、そういうところが対談の面白いところ。 対談相手の論点なども、色々で面白く読めました。

Posted by ブクログ

2011/10/02

対談の内容は、これまで読んできた著者の著作の考え方と変わら(特に目新しいものは)ないのだが、対談者によって、対談の場の雰囲気が違うことが伝わって来て面白かった。

Posted by ブクログ

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