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夢からの手紙

辻原登【著】

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夢からの手紙

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2006/11/30
JAN 9784104563036

夢からの手紙

¥1,430

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みんなの感想まとめ
  • 夢と現実の交錯
  • 江戸情景の美
  • 官能的短編集
  • 哀愁漂う情緒
  • 意外な結末の魅力
  • 古風な文体の深み
  • 幻想的な官能美
  • 新劇歌舞伎の感覚
  • 心に響く言葉たち
  • 読後の深い感謝

幻想的な美しさと独特の官能美が漂う短編集で、江戸時代の情景や心情が色鮮やかに描かれています。古風な文体は時代を感じさせる一方で、心に深く響く言葉の数々は、現代文学とは異なる魅力を放っています。各短編はそれぞれ異なる色や香りを持ち、緩やかに心に沁み込むような情緒が感じられます。特に、意外な結末やミステリアスな展開が多く、読者を引き込む力があります。情死や夢といったテーマを通じて、哀愁漂う淑やかな文章が、まるで新劇や歌舞伎を観ているかのような感覚をもたらします。読後には、深い感謝の念が残る一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/03/26

時代小説においても著者は独特のミステリアスな展開の短編ばかり。表題作も面白いが、「川に沈む夕日」は大坂から京の島原へ船便で通う染物屋。妻子が可哀想になるほど破天荒な女郎買いが全く驚くような終末に!「菊人形異聞」は枚方の菊作りに慰めを得る主人公が姿を消した妻の探索をしつつ、徐々に明...

時代小説においても著者は独特のミステリアスな展開の短編ばかり。表題作も面白いが、「川に沈む夕日」は大坂から京の島原へ船便で通う染物屋。妻子が可哀想になるほど破天荒な女郎買いが全く驚くような終末に!「菊人形異聞」は枚方の菊作りに慰めを得る主人公が姿を消した妻の探索をしつつ、徐々に明らかになった中で、妻としか思えない女性との再会。「落とし穴」は金貨10枚が1枚紛失し、9人の武士と1名の商人が犯人捜しをする中で、事情により11枚になってしまったその展開とオチの面白さ。「有馬」は明治の半ばの梅田、宝塚、箕面、有馬を結ぶ鉄道(今の阪急の原初の姿)沿線が舞台であることが私には面白かったなど。いずれも予想外の結末がこの著者の作品の魅力。

Posted by ブクログ

2010/09/14

 古風な文体は色褪せた江戸時代の単調な絵を想い起す。しかしながら此の本は、此の文章は、言葉は、余にも美しく、幻想的である。  時代特有の描写の中で、男女の心描写が無機質に描かれ、それが何とも形容し難い官能美を想わせるのだ。情死、正夢、…取り上げる題材は逸脱したセンスを思わせ、巧み...

 古風な文体は色褪せた江戸時代の単調な絵を想い起す。しかしながら此の本は、此の文章は、言葉は、余にも美しく、幻想的である。  時代特有の描写の中で、男女の心描写が無機質に描かれ、それが何とも形容し難い官能美を想わせるのだ。情死、正夢、…取り上げる題材は逸脱したセンスを思わせ、巧みな表現は時代の中に融け込んで尚、其の(江戸)時代を私の中で色付けさせて呉れた。  短編で六つの話があるが、各々がまるで違う"色"を、"におい"を持っていて、其れで居て果敢無げで、繊細で、心に沁み入る言葉の数々は、現代文学、欧米の文学等とはまた違った美しさ―卓越した日本語の"ことばあそび"を感じさせる。  初めはあまり、読み耽る気にはならないものだったが、読んでいくうちに虜となった。それは瞬間的で強力な快楽や耽美ではなく、緩慢とした、穏やかでしみじみと愁う様な、―五月雨がぽつり、ぽつり、と降りかかって濡れそぼってゆく様な、 謂わば、"わび"を感じさせる本だった。 展開を明示せず、雰囲気を漂わせる描写は実に素晴らしい。  違和を覚えない、哀愁漂う淑やかな文章。 此の書に出逢えた事に、感謝する。

Posted by ブクログ

2010/02/11

時代劇短編小説集。剣豪小説ではない。 江戸末期の市井に生きる人のスリリングで切れ味のいい5作品が収められている。 西鶴やなにかの下敷きにして作者なりに味付けした感じがした。 人間って哀しい…そんな余韻が残った。

Posted by ブクログ

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