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なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
発売年月日 | 2007/02/20 |
JAN | 9784334033910 |
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なぜ勉強させるのか?
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なぜ勉強させるのか?
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商品レビュー
3.3
25件のお客様レビュー
なぜ勉強しなきゃいけないの? と子どもに問われたら、私は「なんでだと思う?」と聞き返すことにしている。そして、子どもの答えをニコニコと聞いて、「そうかもね」とだけ言い、自分の答えは教えないことにしている。そして、時々家でも勉強している父の背中を見せることにしている。 著者は...
なぜ勉強しなきゃいけないの? と子どもに問われたら、私は「なんでだと思う?」と聞き返すことにしている。そして、子どもの答えをニコニコと聞いて、「そうかもね」とだけ言い、自分の答えは教えないことにしている。そして、時々家でも勉強している父の背中を見せることにしている。 著者は、頭脳明晰で、かつ、現場に立ち続けてきたホンモノの教師である。だから、説明がうまいし、説得力がある。けれど、だからこそ、上から目線で、やや断定的である。好みは分かれるところだろうし、「我が子を賢くする方法」などの記事を探しては読み、子を通わせる塾を転々と変えているような方は、絶対に読まない方が良いと思う。 ゆとり教育のせいで学力が低下したわけではないことは、確かにそうだなと納得した。 あとがきの抜粋。 【したがって、勉強するということは、まず私たちひとの生物性を一度否定することと言えましょう。(略)まず先に「私」があって、後からその「私」が知識を身につけていくのではありません。近代的な主体である「私」をつくるために、ひとの本能や自然性に逆らって、知的な身体に変えていくことなのです。】
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2007年刊行。 百マス計算・早寝早起き朝ごはん提唱者である陰山英男氏、あるいは親野智価等(?)氏など、いわゆる知識重視派に対して、本書は批判を加え、人間としての力が学校教育における前提で、学校教育の目標をここに置く立場から論を張る。 まぁ、良くも悪くも「プロ教師の会」の物言いである。個人的な好悪は別にしても、そもそも彼らの社会的使命は、学生・生徒、あるいは保護者の心性が大きく変わった結果、現行の学校制度では立ち行かなくなる(あるいは、既に立ち行かなくなっている)ことを明白化し、その事実を社会に公知させる点にあるだけなのだ。すなわち、処方箋を作りえるような経験も立場にもなく、その任に堪えるようなモノでもなかったと考えられる。そのことがよくわかる一書である。 人間力構築が知識受領のために必要だということは否定しないが、人間力構築の任を公務員に過ぎない教員に与えられるべきかは困難をはらむ。そんな社会的コンセンサスがあるとは言えないし、精々1日数時間、そして1年間しか担当しない人物にかようなことまで預けられるわけがなかろうし、教師も責任を負いきれまい。 社会全体の変貌が現行学校制度の制度疲労の要因ならば、学校だけでの対応は困難を来すだろう。その仕組み全体との兼ね合いで、一定の限定的役割しか負えないのだ。
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著者は、教育の目的は「知識の伝達」ではなく「人間的な成長」であるという立場をとっています。 そして標題の答えは「明確に答えを出さない」でした。 前著「オレ様化する子どもたち」は面白く読まして貰いましたが、本書は心に響く内容ではありませんでした。 もっと人間的に成長してから読め...
著者は、教育の目的は「知識の伝達」ではなく「人間的な成長」であるという立場をとっています。 そして標題の答えは「明確に答えを出さない」でした。 前著「オレ様化する子どもたち」は面白く読まして貰いましたが、本書は心に響く内容ではありませんでした。 もっと人間的に成長してから読めば違うのかもしれません。
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