商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社/草思社 |
発売年月日 | 2007/02/07 |
JAN | 9784794215598 |
- 書籍
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脳は意外とおバカである
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脳は意外とおバカである
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
人間は思い込みで生きているというのがよくわかる。とても面白く読めました。しかし最後はなぜかステレオタイプによる女性差別への恨み節的な文章になっているのはちょっと気になったが、それもまた私のステレオタイプの決め付け、なのかな。
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秀逸。実験心理学の立場から、人間の脳がいかにあてにならないものかをわかりやすうく説明してくれている。 脳はもともとうぬぼれ屋で、感情的。自己弁護が得意で、自分だけは優秀で良心的だという妄想に常にとりつかれている。言い訳の天才で、都合のいい記憶だけを呼び覚まし、自尊心を損なうよ...
秀逸。実験心理学の立場から、人間の脳がいかにあてにならないものかをわかりやすうく説明してくれている。 脳はもともとうぬぼれ屋で、感情的。自己弁護が得意で、自分だけは優秀で良心的だという妄想に常にとりつかれている。言い訳の天才で、都合のいい記憶だけを呼び覚まし、自尊心を損なうような記憶は隅に追いやってしまう。怠けたがりで、あっという間に誘惑に負ける。偏見にまみれていて、先入観にしたがってしか行動しない……。うわぁん。認めたくないけど、こういう「実験」があってさぁ……と言われるとぐぅのねもでません、はい。 しかし、こうして脳が念入りに現実をねじ曲げてくれることで、人間は自信が持てるし、明日を生きる意欲がわくのだから、感謝を忘れてはいけないのだそーだ。実際に、あまりに現実をそのままに把握してしまうという人も世の中にはいるが……そういう人には「うつ病」という診断が下されちゃう。 こういう「脳はあてにならない」という本を読んでなにがおもしろいのか。「あてにならない」という情報を入れておくことで、警戒できるし、罠にはまることも少なくなるかもしれない。オレ様が間抜けなのはオレ様のせいではなく、もともと脳みそがそーゆーふーにできてるのだと認めることは、なかなか意義あることなのである。 全体的にわかりやすくてするする読める。これを読んでおもしろければ、次は『心は実験できるか―20世紀心理学実験物語』(ローレン・スレイター) に行けばいいんじゃないかなぁ。 ps.「自由意志」がほんとうにあるのか、という有名な実験があるが、この本の説明は手際がよくて楽しく読めた。実際に「この指を上げよう」と考えるより0.3秒も前に、すでに指を動かすための信号が発せられているというアレだ。人間は「意志に従って」行動しているわけではなく、だいたいのところ「無意識」に従って、オートパイロットで動いているらしい。この実験を行った科学者によれば、「意志」というのはオートパイロットに「ちょっと待った」をかける力のこと、らしいっす。(よくわかるなー、だいたい「無意識」で手に持ったものをどっかにおいちゃって、あとで探し回るハメになるんだから)
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※このレビューにはネタバレを含みます
○英国の脳科学者・心理学者であるコーデリア ファイン氏の著作。 ○脳のはたらきや、脳がもたらす「無意識」の意味、効果などを、身近な生活例を用いて解説。 ○割と読みやすい本で、言葉も平易であった印象。 ○一方、他の同テーマの本よりも特質しておもしろいというものでもなかった。
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