商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/集英社 |
発売年月日 | 2007/04/25 |
JAN | 9784087461534 |
- 書籍
- 文庫
石川くん
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石川くん
¥481
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商品レビュー
3.7
55件のお客様レビュー
石川啄木を「石川くん」と呼び、啄木の歌を現代語で歌いなおし解説するという、なかなか面白い形をとっている本。 著者の語り口調は自分には合わなかったが、20年前にネット新聞に連載されていた記事とのことで、毎日の新聞の片隅の記事として読むならこれくらいの軽さはちょうどいいのかもしれな...
石川啄木を「石川くん」と呼び、啄木の歌を現代語で歌いなおし解説するという、なかなか面白い形をとっている本。 著者の語り口調は自分には合わなかったが、20年前にネット新聞に連載されていた記事とのことで、毎日の新聞の片隅の記事として読むならこれくらいの軽さはちょうどいいのかもしれない。 啄木についての色んな話を知ることができたので、もう一度歌集を読みたくなった。 ▼印象的だった歌 啄木: 何事も思ふことなく いそがしく 暮らせし一日(ひとひ)を忘れじと思ふ ↓ 著者: くよくよと悩むことなく いそがしく過ぎた一日 わすれたくない 啄木: 一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと ↓ 著者: 一度でも俺に頭を下げさせた やつら全員 死にますように
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歌人枡野浩一が、石川啄木の短歌を現代文に訳しながら、啄木の人となりについてこき下ろす。愛情の裏返しだとしても、ここまで貶すかというほどの貶し方。短歌からは想像できないが、酷い人間だったようだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
詩心の全くない私は、短歌も俳句も詩もほとんど解さない。よって当然だが啄木にも親しんでこなかった。 そんな私が、娘の「バイト先のカフェのオーナーが石川啄木のひ孫みたいだよ」の一言で、俄然興味を持って読んだのが本書。 どうやら、正しくはひ孫ではなく血縁関係があるみたいだけだったが・・ それにしても、本書を読んで驚いた。いや、驚いたなんてものではない。このゲスっぷりはただことではない。詳しくは書かないが、教科書的な芸術活動に励むも貧しさに負けて夭折した天才、みたいなイメージはガラガラと崩れる。ここまで徹底してゲスだと、アッパレと言いたくなる。 おそらく世の中と多くの人は啄木のホントの姿を知らないのではないか。恐るべし啄木。 と、ここまで書いて、もしかしたら本書の筆者のバイアスが相当かかってる可能性もある事に気付いたので、ぜひ「ローマ字日記」と「一握の砂」を読んでみたい。
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