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江戸城・大奥の秘密 文春新書
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江戸城・大奥の秘密 文春新書

安藤優一郎【著】

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江戸城・大奥の秘密 文春新書

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2007/06/20
JAN 9784166605767

江戸城・大奥の秘密

¥759

商品レビュー

4

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2011/04/18
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[ 内容 ] 花園の役割は、お世継ぎづくりだけではない。 大奥女中はエリート官僚集団。 将軍と密着した政治力を幕臣は恐れ、社寺は参拝客誘致のため参詣を切望。 ―大奥を制する者は天下をも握る。 [ 目次 ] 第1章 大奥炎上―激動のはじまり 第2章 奥女中の謎の生活―虚実ないまぜの空間 第3章 絶大な政治力―伏魔殿の暗闘 第4章 逃げる大名―莫大な出費 第5章 寺社との蜜月―江戸の女性たちの外出 第6章 天璋院篤姫の輿入れ―伝説の誕生 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2008/05/27

『江戸城・大奥の秘密』安藤優一郎著(文春新書) 故あって、この本をいただきました。 この種の本…というよりも特にこの主題を扱った本は、慎重にならざるを得ません。 だって『大奥』ですから。 しかも「秘密」だし。 私は『大奥』もののテレビや映画は、かなりの偏見をもっ...

『江戸城・大奥の秘密』安藤優一郎著(文春新書) 故あって、この本をいただきました。 この種の本…というよりも特にこの主題を扱った本は、慎重にならざるを得ません。 だって『大奥』ですから。 しかも「秘密」だし。 私は『大奥』もののテレビや映画は、かなりの偏見をもって観ません。先日も、『大奥』の本を読んでいる、というと、 「なんで火のなかを歩くのばっかりなんだろうね」との感想が。 その映像はさすがに知っています。だからこそ、よほど「本当に」「真面目に」作っているものじゃなきゃ観ません。また、読みません。 過剰なまでの演出や、明らかに作為(悪意?)ある当時の噂話を、もっともらしくまるで史実のように書いてあったりするのが嫌いなのです。 私のなかにそんな前段階がありましたが、この本は信用できる、という気持ちが致しました。とても「まじめ」な本だったので、嬉しかった。 これはよい本(というか著者)を教えてもらえたものだ、と思いました。 まず、最初がよかったです。 最初は、一大奥女官の16歳の短い生涯について書いてありました。 それこそ、大奥が炎上して炎のなかで亡くなった方のお話です。 この本は一般向け教養書なのですが、この一章は大奥炎上時に16歳で亡くなった「てや」さんの生涯の物語を丁寧に描いていました。 当時の記録や「てや」さんの兄の娘の話から、家族関係、父兄の置かれていた状況、財政状態まで細かく拾い上げて書かれており、「てや」さんが家族思いの娘さんであったこと、「てや」さんが大奥にあがったことにより生まれた関係、増えた負担。家に帰ってもおつきがいて自由に話せない「てや」さんの口に出せない苦しみ……。 「てや」さんが特別な娘さんだったというわけではないでしょう。 でも、著者の視点はなんだかとても優しいものに感じられました。 そして、大奥炎上の現実が彼女にもたらしたもの、炎のなかに飛び込んでいった彼女のことを思うと、やっぱり『火のなかを歩いているクライマックス』なんて観たくないと思うのです。 ちなみに文献にあった「てや」さんの姪の話をまとめた『名ごりの夢』という本が読んでみたくなったのですが、東洋文庫か…東洋文庫ってなかなか見つからないし、しかも高いんだよね。 読み進むうちに、だんだんと「ああ、そうかそうか」と思い出すことが度々ありました。 私の日本史の知識はほとんど独学だし、しかも私のなかに『史観』なんてものがあるとすれば、それは過大に永井路子さんの影響を受けているだろうけれど、純粋に知識を呼び起こす、または新たに識っていく、というのはとても楽しいことでした。 けど、ものすごい財政だったのですね。 皆が苦しいだけのように見える、幕府の財政。対面を保つための。 改革はしたいが、できず。 反発の大きさは、たぶん、この国の現状にも似ていませんか? そして、瓦解する。 まあ、そんな怖いことを考えても仕方ないかもしれませんが。

Posted by ブクログ

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