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進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線 ブルーバックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/01/20 |
JAN | 9784062575386 |
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進化しすぎた脳
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商品レビュー
4.3
222件のお客様レビュー
脳科学の一般書で最も有名といっても過言ではない本にも関わらず、なかなか読めていなかったので読んでみました。全体的に色々なジャンルで脳の面白さを研究の紹介も交えて伝えられており、とても楽しめました。 脳が身体の制約を受けて、能力をフル活用できていないというのは興味深かったです。その...
脳科学の一般書で最も有名といっても過言ではない本にも関わらず、なかなか読めていなかったので読んでみました。全体的に色々なジャンルで脳の面白さを研究の紹介も交えて伝えられており、とても楽しめました。 脳が身体の制約を受けて、能力をフル活用できていないというのは興味深かったです。その点でコンピュータに意識が芽生えた場合にも身体の違いから同じような意識ではないという推測も納得感がありました。 環境に適応できない個体が子孫を残せないのが本来の進化の原理なら、現在の医療技術は環境を変化させることで個体を生存させている"逆進化"とも言えるかも知れないというのも考えたことのない発想で面白かったです。 また、視覚情報処理の初期段階での網膜→視床(外側膝状体)→1次視覚野の流れの中で、網膜から上がってくる情報は単純計算で3%ほどしかないというのは、脳での再帰的な活動が占める割合の大きさを示す面白い例えだなと思いました。 終盤の意識や心を科学的に解明できるのかといった内容では話がとっちらかっている印象がありましたが、結論のない話なので仕方がないかなとも思いました。脳は自発発火による活動の影響が大きく、再現性がないため再現性を重視する現代の科学と根本的に合わないのでは?という視点は興味深かったです。ただ、意識や心の話は哲学書の方が定義をきちんとしてから議論をしてくれる気がします。
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第1章まではワクワクしながら。 それ以降は難しかったので、もう少し簡単な本を読んでみてから、読み返そうかな。 池谷さんのテンポ感など含めて、とても良い本。
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池谷裕二先生はコメンテーターのイメージが強いが、物凄く頭が良くて物凄く誠実な方ということが伝わってくる。脳の仕組みを非常に分かり易く解説している。高校生に対して端折ったり誤魔化したりするのではなく、抽象的かつ専門的な話を具体例に落とし込みながら分解し論点整理しながら必要な要素を漏...
池谷裕二先生はコメンテーターのイメージが強いが、物凄く頭が良くて物凄く誠実な方ということが伝わってくる。脳の仕組みを非常に分かり易く解説している。高校生に対して端折ったり誤魔化したりするのではなく、抽象的かつ専門的な話を具体例に落とし込みながら分解し論点整理しながら必要な要素を漏れなく端的に講義している。また講義に対する高校生の理解度や質疑応答が凄い。第3回の講義のときには、確実に私の知識レベルは高校生たちに負けている自信がある。その反応を見ながら池谷先生が説明を変えたり新たな気づきを得たりする様子がわかる。まさに脳内神経の仕組みのような講義。読みやすく、科学的探究心と知識刺激を満たしてくれる一冊だ。
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