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言葉を使うサル 言語の起源と進化
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言葉を使うサル 言語の起源と進化

ロビンズバーリング【著】, 松浦俊輔【訳】

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言葉を使うサル 言語の起源と進化

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/青土社
発売年月日 2007/04/10
JAN 9784791763283

言葉を使うサル

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2024/06/13

ヒトの言葉がどのように発生し、進化してきたのかを、他生物とヒトの行動学的な相違点、ヒトのコミュニケーション方法の特徴について等々から推測している。 話し言葉はその性質上、遺跡に痕跡が残ったりしないので、決定的な証拠はなく、あくまでも現状からの推論が主となっている。 私は言語学の...

ヒトの言葉がどのように発生し、進化してきたのかを、他生物とヒトの行動学的な相違点、ヒトのコミュニケーション方法の特徴について等々から推測している。 話し言葉はその性質上、遺跡に痕跡が残ったりしないので、決定的な証拠はなく、あくまでも現状からの推論が主となっている。 私は言語学のど素人なので、本書がどこまで的を得た内容なのか判断しかねるが、細かく仮説と推論を重ねており、生物学を齧った身としては一定の説得力はあるように感じた。内容はかなり複雑だったが…。 脳の研究が進めば、もっと分かることがあるのだろうと思う。 ヒト固有の特徴は、言語そのものではなく、理論の学習と共有のサイクルを繰り返す柔軟な能力にあるのだと知ることができた。柔軟だからこそ個体差が生まれる。 言語というコミュニケーション機能には細かな個体差があり100%正確には伝わらないだなんて、情報伝達システムとして致命的な欠陥ではないかと常々思っていたのだが、その緩さが性淘汰を通してヒトに多様な個体差をもたらし、多様な環境に順応させ、多様な文化を作り上げたのかなと思えるようになった。 言葉は完全ではないが、ヒトには表情や身振り手振り、それに芸術もある。全てを駆使して複雑怪奇なヒト社会は成り立っているのだろう。

Posted by ブクログ

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