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宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す
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宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す

レオナルドサスキンド【著】, 林田陽子【訳】

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宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP社/日経BP出版センター
発売年月日 2006/12/25
JAN 9784822282523

宇宙のランドスケープ

¥2,420

商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2021/10/25
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この世の物理定数は、なぜこの値なのか。何故、生物が誕生し得る組み合わせなのか。究極の問いとも言えるその謎に、ヒモ理論を用いて迫る。 筆者は南部陽一郎とともにヒモ理論の礎を築いた先駆者。触れ書きの通り数式は使わず説明してくれているのだが、なにせあまりにも日常とかけ離れすぎていて、想像つかない。その非日常を求めて読んでいる節もあるが。 10の500乗もあるポケット宇宙、d-ブレーンに巻き付くプランク長さのヒモたち、そのヒモも11次元でないと数学的に矛盾してしうが、3次元空間に収まるために余剰次元はプランク長さまで巻き上げられている… 宇宙という広大な領域を扱う学問と、観測できない最小の現象を扱う量子力学が表裏一体なのはロマン。そして、この世はメガバースというポケット宇宙の集まりのうちの一つに過ぎないという理論は支持を集めつつも絶対に観測はできないという、ロマン。 宇宙に興味がある人は読んでみて下さい。

Posted by ブクログ

2014/10/27

[ 内容 ] ひも理論とインフレーション理論が結びついた驚愕の宇宙像。 無数の種類の宇宙が無限回出現する。 [ 目次 ] ファインマンが描いた世界 物理学の難問中の難問 ランドスケープを転がる宇宙 唯一性とエレガンスの神話 晴天の霹靂 ありそうもない偶然を解き明かす ゴムひもで...

[ 内容 ] ひも理論とインフレーション理論が結びついた驚愕の宇宙像。 無数の種類の宇宙が無限回出現する。 [ 目次 ] ファインマンが描いた世界 物理学の難問中の難問 ランドスケープを転がる宇宙 唯一性とエレガンスの神話 晴天の霹靂 ありそうもない偶然を解き明かす ゴムひもで動く世界 ひも理論の復活 理論の力だけでどこまで行けるか ルーブ・ゴールドバーグ機械の背後に 泡を吹き出す宇宙 ブラックホール戦争 要約 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2014/03/30

ひも理論の重鎮レオナルド・サスキンドのメガバースと人間原理に関する最新の宇宙論。 リサ・ランドールの『ワープする宇宙』やブライアン・グリーンの『隠れていた宇宙』など、最新の宇宙論が最近日本でも多く紹介されている。ヒッグス粒子の発見の話題もあったからだとも思われるが、これらの議論...

ひも理論の重鎮レオナルド・サスキンドのメガバースと人間原理に関する最新の宇宙論。 リサ・ランドールの『ワープする宇宙』やブライアン・グリーンの『隠れていた宇宙』など、最新の宇宙論が最近日本でも多く紹介されている。ヒッグス粒子の発見の話題もあったからだとも思われるが、これらの議論がこの世界の存在の究極の根拠について考えを巡らせている多くの人の琴線に触れるものであるからだということもあるだろう。科学書翻訳で多くの信頼を得ている青木薫さんも、このテーマで『宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論』という自著を出しているが、あえて翻訳だけでなくオリジナルの本を出してみようと決めた気持ちがわかるような気がする。 著者は、「ランドスケープ」ー 考えられる世界すべてを表す数学的空間を意味する ー という概念を持ち出し、このわれわれが存在する宇宙が無数のメガバースの中のひとつであるとして、単純な人間原理を克服しようとする。これは、自然定数がいくつもの微妙な値を取る根拠や複雑で無根拠な素粒子の標準理論がなぜそういうものであるかについて別の視点から説明を試みるものだ。また、量子力学の確率的解釈(コペンハーゲン解釈)から、分岐し続けるメガバースの文脈で捉えるものでもある。著者の専門であるひも理論も、そういった考えと整合性を取ることで根拠が作られると考えられている。 著者は、宇宙についても進化論のロジックが働いていると説く。ダーウィンが提唱した進化論のコアのロジックは、生物学以外にも企業論などいろいろな分野にも適用されるが、宇宙論にまで適用されるものかと少々驚いた。進化論のロジックは、複雑なものが作り上げられるための必須の要件なのかもしれないと思うと腹に落ちた。メガバースの理論は、われわれが住む以外の宇宙の観測不可能性など、実証的に証明できない点が問題にされるが、現在では多くの科学者からその考え方はサポートされているようだ。この後の研究成果も、翻訳されたわかりやすい言葉にて触れさせてもらえればと思う。

Posted by ブクログ

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