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第百一師団長日誌 伊東政喜中将の日中戦争
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/06/10 |
JAN | 9784120038358 |
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第百一師団長日誌
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第百一師団長日誌
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昭和12年の支那事変にまつわる本である。 支那事変に対応するため、第百一師団が動員された。 「百」は、特設を意味する。 第一師団は常設師団であり、第一師団と連隊区を同じくする特設師団が、第百一師団である。第一師団の連隊区は、東京、神奈川、山梨、千葉である。 連隊区の現役兵は、...
昭和12年の支那事変にまつわる本である。 支那事変に対応するため、第百一師団が動員された。 「百」は、特設を意味する。 第一師団は常設師団であり、第一師団と連隊区を同じくする特設師団が、第百一師団である。第一師団の連隊区は、東京、神奈川、山梨、千葉である。 連隊区の現役兵は、常設師団の兵となり、特設師団が動員されれば、現役兵以外の30代から40代の老兵が徴兵され、特設師団の兵となる。 特設師団が動員されるということは、常設師団だけでは、日本陸軍の戦力が足りなくなったことを意味する。その老兵で、しかも装備も劣る特設師団が、上海北方の激戦地に投入される。 本は、第百一師団伊東中将の日誌を中心に、戦況や当時のチャイナの動きを追う。 昭和12年の段階で、予備戦力たる特設師団を動員をせざるを得ないほど、日本の国力は疲弊していたのである。そのチャイナとの戦争のケリをつけないまま、日本は、昭和14年、ノモンハンでソ連軍と戦い、昭和16年、米英と戦争を始める。 正に当時の日本は正気の沙汰ではない。 振り返って、今の日本は、果たして、正気なのか? 一千兆円もの借金を抱え、日本対し無慈悲な中韓鮮露にものを言えず、占領下に制定された憲法を後生大事に押し抱く・・・。 将来、日本がノーマルな国になったとき、そのノーマルな日本の国民は、昭和の後半から平成の時代を振り返って、あのころの日本は、正気の沙汰でない、と嘆くことになるのだろうか・・・。
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日中戦争(支那事変)は、「泥沼」と形容される。第百一師団は特設師団として編成された、後備兵中心の部隊である。師団長は伊東政喜中将、日露戦争にも従軍した砲術の専門家だ。彼は予備役に入りながらも「もう一度奉公したい」という気持ちを持ち続けており、師団長任命を光栄に思い、戦線へ出発する...
日中戦争(支那事変)は、「泥沼」と形容される。第百一師団は特設師団として編成された、後備兵中心の部隊である。師団長は伊東政喜中将、日露戦争にも従軍した砲術の専門家だ。彼は予備役に入りながらも「もう一度奉公したい」という気持ちを持ち続けており、師団長任命を光栄に思い、戦線へ出発する。しかし相次ぐ部下の戦死や思わぬ苦戦に、「このままで故郷に錦を飾れるのか・・・」と不安になってゆく。 実際に兵を指揮した本人が戦場でしたためた日記(翻刻)と気鋭の研究者による懇切丁寧な解説。 同師団が東京出身だったこともあり、話題は当時の世相や風俗、芸能にも及ぶ。 小難しい研究書ではなく誰にでも読める歴史書、として最高の一冊。
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