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図書館の誕生 古代オリエントからローマへ 刀水歴史全書76
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 刀水書房/刀水書房 |
| 発売年月日 | 2007/04/13 |
| JAN | 9784887083561 |
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図書館の誕生
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図書館の誕生
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
" ゼノドドスとカッリマコスは、アレクサンドレイアの学問研究の開始段階にあたる前三世紀前半の傑出した人物だったが、両者とも重点をおいたのは文学だった。彼らに次ぐ重要人物エラトステネスは、前二四五年ころから二〇五年にかけて図書館長を務め、世紀後半に大きな影響力をもった人だが、科学で名を揚げた。たまたま彼は他の多くの分野にもーームーセイオンの陰口をたたく同僚たちによれば、多すぎる分野にーー通じていて、ベータ(ナンバーツー)と渾名された。つまり、多くの領域にあまりにも広く手をのばしすぎたために、どの領域でもアルファ(ナンバーワン)にはなれなかった者、というわけである。" p.62 邦題である『図書館の誕生』は言い過ぎで、原題である"Libraries in the Ancient World"が適当であろう。邦題が声高に主張する「図書館の誕生」について本書は語っていない。古代バビロニアの粘土板などの証拠が示すものから、いつ頃の年代にどのような形式の知の蓄積がなされていたかを誇張なく語ろうとするものである。 古代ギリシャにおける本の販売とは、筆写や運搬にかかる費用を負担するものが純粋に商いとして行ったもので、著者自身を潤わせるものではなかったという。著作権という概念などなかった。 書籍の形式として巻物が一般的だったが、図書館の利用者が増えるに連れ、綴じ本が支配的になっていったことが物理的、あるいは書物からの証言によって明らかであるという。書籍全体に占める綴じ本の率は一世紀には1.5%程度、四世紀には50%を超え、六世紀には90%を超えたらしい。当時の権威的なものーー皮革紙の巻物のユダヤ教著作物、パピルスの巻物の異教著作物から自由であろうとしたキリスト教徒の台頭と無縁ではなかろうと本書は判じている。事実がどうであれ、綴じ本の参照性能は巻物を遥かに凌駕していたことは間違いない。利便性を秤にかけてもきっとコストが見合わなかったのだろう、普及に何世紀もかかったというのは。 キリスト教と書物といえば『薔薇の名前』が想起される。映画を見て原作小説を読んだのは何十年も前のこと、内容にも象徴するであろうことにもピンとこなかったというのが正直なところだが、今なら違う感想を抱けるだろうか。
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ギリシア・ローマ世界に限定した図書館史研究書です。 粘土板から冊子本までの変遷、図書館の盛衰が綴られています。 図書館司書課程で引用されることが多く、内容は専門的かつ興味深いものです。 図書館学における良書の一つです。
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