商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2006/11/18 |
JAN | 9784758432641 |
- 書籍
- 児童書
浜田廣介童話集
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浜田廣介童話集
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
童話作家浜田廣介さんの次女の方がたくさんの童話作品の中から むしろ大人向きというものを多く選集したという。 その中でも特に印象的だった 「からかねのつる」 童話はおじいさんやおばあさん、動植物を主人公にして語るのが多いが このお話は珍しいことに、どうも中年の男である。 ...
童話作家浜田廣介さんの次女の方がたくさんの童話作品の中から むしろ大人向きというものを多く選集したという。 その中でも特に印象的だった 「からかねのつる」 童話はおじいさんやおばあさん、動植物を主人公にして語るのが多いが このお話は珍しいことに、どうも中年の男である。 公園の池に鶴の噴水がある。 立派な銅鐘型の台座に乗っていて、羽を広げて今にも飛び立ちそうな鶴。 鶴はその嘴を大きく開けて、水を「しゃあしゃあ」と吹いている。 休日にそんな公園を散歩した男は、その夜、夢を見る。 ある暖かな晩方、公園を歩いて池にいきました。 もう夜更けにだし、誰も会わない 池の鳥たちも眠っているらしく、し~んとしている。 突然「ばさばさ」という音に男は驚く。 「おや!」噴水の鶴が飛ぼうとしてます。 「あっ!とぶ、とぶ。」 噴水の鶴は牡丹の花のように羽を広げ、 いつのまにか雪のように真っ白になってます。 昼間見たときには銅製の黒い鶴だったのに。 空には月が出ており、鶴が3羽飛んでいきます。 仲間なのだろう。 噴水の鶴がぐんぐん近づいていくのを、 いつまでもいつまでも眺めているのでした。 男は次の朝目覚めるとさっそく公園にいったのであります。 いつも通りの池、鶴の噴水はしっかりと立ってました。 けれども 「そのくちばしから出る水は、ほんとうに、 つるのむねからわきあがる思いのようにおもわれました。」 (「からかねのつる」の最後) 鶴のくちばし噴水からほとばしる水を「胸の思いのたけ」洒落ているではありませんか。 いえいえ、むしろ、物凄さも感じまして、その男にも「胸の思いのたけ」がたくさんあったのでしょうか。 ***** その鶴の噴水は日比谷公園の池に設置してあるものと思われます。ネットに写真がたくさんあります。
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高畠出身の童話作家。 おなじみの「泣いた赤おに」から文庫初収録の作品まで、娘の浜田留美さんが選んだ20作品収録。 リズミカルでやわらかな言葉の音色に心もゆるやかになってゆきます。 むずかしい事抜き。ポケットに童話。ゆるゆると。 「ブックユニオンたかはた&page cafe」おす...
高畠出身の童話作家。 おなじみの「泣いた赤おに」から文庫初収録の作品まで、娘の浜田留美さんが選んだ20作品収録。 リズミカルでやわらかな言葉の音色に心もゆるやかになってゆきます。 むずかしい事抜き。ポケットに童話。ゆるゆると。 「ブックユニオンたかはた&page cafe」おすすめの一冊 (http://ameblo.jp/book-union/)
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昔買ってもらった新潮文庫の童話集には「よぶこ鳥」が入っていなかった&古くなり過ぎたので購入。 こっちにはこっちで「りゅうの目のなみだ」が収録されていないのが残念。入ってれば★5でした。 独特の語り口、そして圧倒的な孤独感。数ページの商品でもなぜか胸が切なくなります。
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