祝星「ホクレア」号がやって来た。 枻文庫

内田正洋【著】

• 販売会社／発売会社: 枻出版社/枻出版社
• 発売年月日: 2007/05/09
• JAN: 9784777907670

商品レビュー

2020/01/21

「祝星」から何故か馬の名前を連想していたけど、当たり前のことながら、全く関係なかった。
ポリネシアの伝統航海術の復興、そして日本、ヤポネシアとの繋がり。
ハワイに数年前に行ったけど、その前にこの本に出会っていたかったと思った。ポリネシア文化と日本の繋がりとか、全くもって意識も何もしていなかった。もったいないことしたなぁ。

2012/01/27

ハワイから日本にやってきた帆走カヌー「ホクレア」号。風の力だけで海を走り、星の動きだけで自分の位置を知る船。日本を代表するシーカヤッカー内田正洋が書き下ろした本はさすがに違う。正真正銘の海の男が綴る文章には力と優しさがある。そして読む者を海へと誘う。

2011/12/20

ホクレア号とはハワイで建造されている伝統的な船。電子機器もエンジンもなくひたすら原始時代と同じ星をみながらの航海術で旅をする。
太平洋の島の人々はどこからきたのか？が謎だったがホクレア号の公開によって大昔から人は海で遠洋航海をしていた、それもコロンブスやキャプテンクックのはるか以前から、ということが証明された。
なぜいまホクレア号が日本をめざしたのか？日本人はもともと外洋海洋民族だったのにいつのまにかその技術と文化をうしなってくることへ警鐘をならし、もう一度日本人が伝統的な船をつくり航海をするムーブメントをおこすきっかっけにという意図だった。