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ひきこもれ ひとりの時間をもつということ だいわ文庫
715円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 大和書房/大和書房 |
| 発売年月日 | 2006/12/09 |
| JAN | 9784479300663 |
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ひきこもれ
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ひきこもれ
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商品レビュー
3.5
51件のお客様レビュー
20年以上前にこういうことを言ってくれる人がいたのかと驚いた。 ひきこもりや不登校、社会に馴染めない人など読んだら楽になる本。
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ひきこもれ、 というと社会に出てる人らに対しても ひきこもりを推奨しているようだが、 そうではなく、ひきこもってもいいんだよ 的なニュアンスだと思った。 病気に関してはプロに任せるべきといいながら、 自論を述べるあたりは少し矛盾を感じたし、 ひきこもりの話から いつのまにか、死...
ひきこもれ、 というと社会に出てる人らに対しても ひきこもりを推奨しているようだが、 そうではなく、ひきこもってもいいんだよ 的なニュアンスだと思った。 病気に関してはプロに任せるべきといいながら、 自論を述べるあたりは少し矛盾を感じたし、 ひきこもりの話から いつのまにか、死や戦争、老いの話まで だいぶ離れていった。 私は単純に吉本さんがどう考えているかを 読みたかったのでそれでも満足できたが、 ひきこもりを研究してる人には 少し畑違いな気もした。 吉本さんの時代のひきこもりと 現代のひきこもりでは 少し意味や、もちろん価値観も違うんだろうなと思いながら読みました。 個人的なあまり納得いかないパート ・偽の厳粛さに耐えられない子どもが不登校になる ・教師が生徒と向き合おうとするから生徒は迷惑する ・いじめる子どもと、いじめられる子ども どちらも心が傷ついている ・子どもの自殺は親の代理死である
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いい話だな、と思った。 20年前に出された本で、おそらく今よりも「ひきこもり」に対する風当たりは強かったはず。そんな中であえてひきこもりを擁護する吉本はまさに逆張りと言えるのだけれど、その逆張りも時間が経って、自然と頷きながら読めるようになっていた。 コミュニケーション能力...
いい話だな、と思った。 20年前に出された本で、おそらく今よりも「ひきこもり」に対する風当たりは強かったはず。そんな中であえてひきこもりを擁護する吉本はまさに逆張りと言えるのだけれど、その逆張りも時間が経って、自然と頷きながら読めるようになっていた。 コミュニケーション能力や社会性だけが絶対ではない。自分自身の価値を生むには、また自分だけの言葉を作るには、必ず一人でいる時間が必要。考えてみれば、当たり前の話だ。そして、今の若者たちはなんとなくそれを理解しているように思えるし、実際実践していると思う。 ただ同時に、この本が出されてから20年経ち、社会に良い変化しかなかった、というわけではない。当然日本社会もさまざまな面で悪化していて、ひきこもりがいたとしてその社会復帰の問題や、そもそもひきこもっていない人たちまでもがまともな職を得られない環境ができあがっている。そういう意味で、読みながら、ふと吉本はまだ時代に対して楽観的であった(いや、ならざるをえなかった)と思ってしまった。 しかし、引きこもりでもひとつのことを持続すること、社会に何かしらのビジョンを見出さなければならないという、彼の言葉は、現在でも十分な強度をもっているはずだ。 だからこういった本は話半分、好きなところだけを頭に入れておいて、そのほかは有耶無耶なまま忘れることにしている。まさか吉本も自分の本を右から左まで丸暗記しろとは言わないだろう。そしてこの本の気に入った部分を、適宜頭の引き出しから取り出す能力を養うこと、引き出された言葉を自分なりに組み立てること。そしてこれらが、引きこもるあいだにするべき、自分自身の言葉の鍛錬なのだろう。
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