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しずり雪 小学館文庫
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しずり雪 小学館文庫

安住洋子【著】

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しずり雪 小学館文庫

680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/小学館
発売年月日 2007/01/06
JAN 9784094081466

しずり雪

¥680

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2016/07/02

決して主役ではない岡っ引きの友五郎親分が顔を見せる4つの連作短編。短編自体あまり好みではないのですが、この中では中編よりも表題作の「しずり雪」が心に残りました。真っ当に人生を歩んでこられなかった幼馴染が、最後に友のために守り切った人としての筋に打たれました。

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2014/10/12

再読なのですが、なぜか私のデータベースの中に初読の時の感想が入っていませんでした。 調べてみると「やっぱり本を読む人々」の中に書評が残っていました。かなり感激して書いていますが、今回読んでもまさしくその通りという感触ですので、そのまま転記します。 ====2011年2月6日==...

再読なのですが、なぜか私のデータベースの中に初読の時の感想が入っていませんでした。 調べてみると「やっぱり本を読む人々」の中に書評が残っていました。かなり感激して書いていますが、今回読んでもまさしくその通りという感触ですので、そのまま転記します。 ====2011年2月6日=== とても良いです。 「しずり雪」「寒月冴える」「昇り竜」「城沼の風」の時代小説短編。 脇役に同じ人物が登場しますが、主人公や内容は異なるので。連作短編という雰囲気ではなく、それぞれ独立した話です。 表題の「しずり雪」は、晩年の熟成しきった山本周五郎を思い起こさせる、見事な市井もの。でも、女性らしい優しさがあり、模倣ではない独自の感性が光ります。 最後の「城沼の風」は藤沢周平の「蝉しぐれ」的な武家物。運命に翻弄されながらも、凛として生きる若い武士とその妻を見事に描いています。 世は時代小説ブーム。本屋にはこれでもかと並んでいますが、濫造で底の浅いものがほとんど。 それらとは一線を画し、乙川優三郎さんなどと比肩する作家さんのようです。 逆境の中でも、どこか明るさのある物語なのも好感が持てます。

Posted by ブクログ

2013/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今度は安住さん、読んでみました^^ “大当たり”でした♪ 私の好きな作風です。 人情味溢れる話、藩の大事に係ることで父を亡くした息子の話、どれも心に沁み入る短編集でした。 養生所の見習い医者の淳之祐や岡っ引きの友五郎が他の短編にも登場しているのも、話の繋がりはないけれど嬉しい。どの話も好き! 

Posted by ブクログ