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背信の科学者たち 論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか ブルーバックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/11/22 |
JAN | 9784062575355 |
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背信の科学者たち
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背信の科学者たち
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本書は、科学者たちによるデータ捏造、盗用、欺瞞がどのような経緯で、どのように行われたか、またなぜそのような行動にいたったのかについて、深い洞察を与える。本書によると、プトレマイオス(星の運行データの盗用)、ガリレオ(データ捏造)、ニュートン(データ捏造)といった超一流の科学者たち...
本書は、科学者たちによるデータ捏造、盗用、欺瞞がどのような経緯で、どのように行われたか、またなぜそのような行動にいたったのかについて、深い洞察を与える。本書によると、プトレマイオス(星の運行データの盗用)、ガリレオ(データ捏造)、ニュートン(データ捏造)といった超一流の科学者たちも、このような行動に手を染めていた。また、何人かのノーベル賞受賞者や、ノーベル賞候補もやってしまっているようだ。野口英世にいたっては、彼の論文のほとんどは捏造されたものであるといっても過言でないほどである。残念ながら、古今東西を問わず、このような欺瞞は横行していると認めざるをえない。これほどのレベルの科学者でも、欺瞞の誘惑に勝てないのだから、実際には非常に多くの欺瞞が科学世界の中で歩き回っていることは、想像に難くない。返す返すも残念である。 そもそも科学者とは、自然を探求することに対して無上な喜びを感じる人たちである(と思う)。にもかかわらず。多くの科学者、が、名誉、金、地位のために、己の真実への探究心を裏切った。合理のみが生きる世界から、不合理がまかり通る魑魅魍魎の世界へと己の住む場所を変えてしまった。著者曰く「一流科学者といえども、モラルは一般人と同じである」。確かにそうであろう。科学者のモラルについて厳しく言及した湯川秀樹の慧眼に感服するのみである。
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大昔から科学者の捏造が繰り返されていた話。 非常に多くの実話が盛り込まれており、なかなか読み応えがあった。
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2014年の“理研ショック”にはたいへん驚かされ、日本で博士号を取ることはリスクと言う人まで現れた。私はそれを肯定できる部分はあるものの、全面肯定はできずモヤモヤした部分があった。そのモヤモヤ感を明らかにしてくれたのがこの本である。まるでOさんはこの本を読んで真似たのではないかと...
2014年の“理研ショック”にはたいへん驚かされ、日本で博士号を取ることはリスクと言う人まで現れた。私はそれを肯定できる部分はあるものの、全面肯定はできずモヤモヤした部分があった。そのモヤモヤ感を明らかにしてくれたのがこの本である。まるでOさんはこの本を読んで真似たのではないかと思われる内容の部分もあった。つまり、研究をする以上どの国の人間であっても起こり得る問題であり、やり口は似通っているにもかかわらず、止めることができないのが科学における不祥事なのだ。 この本を読むことで、理研ショックを驚くよりもむしろ冷めた目、冷静な目で見つめることができるだろう。
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