商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 2007/06/25 |
JAN | 9784152088321 |
- 書籍
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リトビネンコ暗殺
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リトビネンコ暗殺
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
スパイもののフィクションの様な話。本の中にもあるようにリトビネンコの言っていることが全て正しいかはもちろん分からない。 ただ、ロシアは普通じゃないって十分事は分かる。 リトビネンコが実在し、そして毒殺されたということは紛れもない事実で、しかも私が現地で見聞きしたことと合致する部...
スパイもののフィクションの様な話。本の中にもあるようにリトビネンコの言っていることが全て正しいかはもちろん分からない。 ただ、ロシアは普通じゃないって十分事は分かる。 リトビネンコが実在し、そして毒殺されたということは紛れもない事実で、しかも私が現地で見聞きしたことと合致する部分があり、決してこれはフィクションではないのだ。という事は分かる。だけれど、陰謀だの暗殺だのということは、やっぱりまだまだ実感がわかない。 しかし、この本を読む多くの人に物事を見る際の一つの新しい見地を与えてくれるだろう。 私たちにとって困難なのは、これが物語でないと言うことを受け入れることだとだ。この本に出てくるリトビネンコもベレゾフスキーもポリトコフスカヤもザカーエフも、そしてプーチンも実在(した)の人物であり、プーチンに至っては現在もロシアの首相を務めている人物で、2012年の選挙結果では大統領にまたなるかも知れないのだ。 国の最高権力者が暗殺者だなんてロシア国民じゃなくても信じたくない現実だ。 自分がチェチェンと、その他の旧ソ連国で経験したことから言うと、このような国では、私の常識を超えてたことが、些細なことから国家の陰謀まで、当たり前に起こりえるということ。 それを正視して、現実のこととして受け入れるのは、少しでも実際に見た自分でもとても難しい。本を読んだだけでは受け入れることは少なくとも私にはできない。何か一つでも多くの人が、自分自身に関わる問題として認識して受け入れていかなければならない。 しかし、リトビネンコはかっこいい。できるスパイってみんなかっこいいのかなぁ。
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登場人物が多すぎて関係が分かりづらい。 謀略説に基づくフィクションか、事実の積み重ねのノンフィクションかは読者が判断すればいい。 しかし、推理の部分は置いておくとして事実としてあったことは否定できないから、すべてが嘘とはいえないと思う。ロシアという国は怖いという印象はぬぐえな...
登場人物が多すぎて関係が分かりづらい。 謀略説に基づくフィクションか、事実の積み重ねのノンフィクションかは読者が判断すればいい。 しかし、推理の部分は置いておくとして事実としてあったことは否定できないから、すべてが嘘とはいえないと思う。ロシアという国は怖いという印象はぬぐえない。
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2006年、元ロシア諜報部員アレクサンドル・リトビネンコがロンドンで変死し、体内から放射性物質ポロニウム210が大量に検出されると言う事件が起きた。 当書では、リトビネンコがロシアでのFSB職員として活動していた時代から、オリガルヒ(新興財閥)のボリス・ベレゾフスキーと協力関係を...
2006年、元ロシア諜報部員アレクサンドル・リトビネンコがロンドンで変死し、体内から放射性物質ポロニウム210が大量に検出されると言う事件が起きた。 当書では、リトビネンコがロシアでのFSB職員として活動していた時代から、オリガルヒ(新興財閥)のボリス・ベレゾフスキーと協力関係を結ぶが、やがてイギリスへ亡命するもののロンドンで死を迎えることになる経過を、当時のロシア情勢を踏まえて追っている。 著者は、死んだアレクサンドル・リトビネンコの友人であり、彼の亡命を手助けしたゴールドファーブとリトビネンコの妻マリーナであるため、プーチンを厳しく指弾している点は割り引いて捉えるべきであろう。 しかし、1990年代エリツィン政権下のクレムリンやオリガルヒの活動、チェチェン紛争、プーチンが政権を掌握する過程など、興味深い事象が多く描かれており、リトビネンコその人よりもむしろそちらが主題とすら読める。そのようなシーンでは、リトビネンコはむしろ脇役に回り、政商ベレゾフスキーが主役を演じていると言ってもいいだろう。 大量の登場人物の把握にかなりの労力を要するが、プーチンのロシアが成立するまでの、ある過程を知ることができる一冊。 ・・・・・・・・・とか書くとそれっぽいなあ。本当は「〜エフ」とか「〜コフ」とか「〜スキー」とか言う人名の嵐のおかげで、かなり混乱しながら読み倒したのでした。まあでも、これでモスクワ劇場事件やチェチェンの概略はわかった、かな〜〜????
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