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睡蓮の教室 新潮クレスト・ブックス
3,080円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/10/30 |
JAN | 9784105900571 |
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睡蓮の教室
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回借りた『千年の祈り』の巻末にあった本で そのまま次に借りました 立て続けに文革 どっぷりです おもしろかったな〜 終盤ものすごいスペクタクルになってしまったけど 海外に出て、自分の体験に基づいた作品を描く中国の人って 私が読んだ中だけだけど 悲惨な体験もどこかユーモラスに描いているっていう共通点が多い 気がする 母国語以外で書く=対象がその国の人 だからかな?? ちょっと聞いてよ〜〜超大変だったんだよ〜みたいな ちがうか じんときたりキュンときたり 大量のテキストをガンガン読んでく系だけど 読み易かったし、良かったです 意外と アニメ化したら面白いかもしれない
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文化大革命期の中国の人々の暮らしがよくわかります。こんなにひどいことがまかり通っていたことが不思議に思えます。 気まぐれな政策に翻弄されて苦しむ大人たちの世界を、理解力には限界があるけれどもそのぶん純粋な感性をもつ少女の観察眼を通して描くことで、政治的小説には望めない奥行きが生...
文化大革命期の中国の人々の暮らしがよくわかります。こんなにひどいことがまかり通っていたことが不思議に思えます。 気まぐれな政策に翻弄されて苦しむ大人たちの世界を、理解力には限界があるけれどもそのぶん純粋な感性をもつ少女の観察眼を通して描くことで、政治的小説には望めない奥行きが生まれています。 恵まれた第一階層の蓮と差別される第三階層の金の不思議な友情の物語、成長物語でもありますが、その観点からは、終わり方があまりにも唐突です。自伝的小説ということなので、実際にこんなことがあったのかもしれませんが、作品としては、こういう終わり方でよいのか疑問を感じました。 オランダに移民した中国人女性作家がオランダ語で書き、それが英訳され、その英訳を底本として和訳された作品です。労改やら下放やらのディテールを書きこんだために600ページ近い大作となったようですが、もう少し圧縮したほうがよかったと思います。
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中国系のオランダ在住ルル・ワンによる小説。原書はオランダ語で書かれていて、それの英訳版の翻訳とのこと。 主人公が母と行動をともにし、再教育施設で他の人たちと触れ合う様が、非常に豊かに描かれているという印象を受けた。 ただ、終わりのほうの展開をどうしてこのようにしたのだろうか?自伝...
中国系のオランダ在住ルル・ワンによる小説。原書はオランダ語で書かれていて、それの英訳版の翻訳とのこと。 主人公が母と行動をともにし、再教育施設で他の人たちと触れ合う様が、非常に豊かに描かれているという印象を受けた。 ただ、終わりのほうの展開をどうしてこのようにしたのだろうか?自伝的な作品、ということになっているが、書いているうちにどのように物語を決着させるか、という逡巡のすえ出てきた展開なのだろうか? いろいろと深読みしたくなる。
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