商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/06/11 |
JAN | 9784062139441 |
- 書籍
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とげ抜き新巣鴨地蔵縁起
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とげ抜き新巣鴨地蔵縁起
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
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初めて伊藤さんの作品を読んだと思います。言葉の力が凄まじく、活字がワッと飛び込んできて押しつぶされそうな勢い。多分、この本を書かれた時の伊藤さんと同年代だろうと思います。自分の辿ってきた道、これから辿るだろう道を所々重ね合わせながら読みました。石牟礼さんとの話が印象的でした。「声をお借りしました」と言う表現、素敵ですね。
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"まだ生きてはおりますが、もう存在しません。対面してるそれは、影のような人でした。でもむかしは自分の母でした。これを孤独というのはあまりにもおおげさだ。母なんか、理解してもらったことも、期待したことも、なかったような気がする。でもここで、この濡れ濡れの木や苔の中で、あい...
"まだ生きてはおりますが、もう存在しません。対面してるそれは、影のような人でした。でもむかしは自分の母でした。これを孤独というのはあまりにもおおげさだ。母なんか、理解してもらったことも、期待したことも、なかったような気がする。でもここで、この濡れ濡れの木や苔の中で、あい子を抱きかかえながら生きているわたしは、たしかにわたしである、と考えおよんでいきましたら、とてつもなく寂しくなりました。"(p.136) "問題のありかはわかってるのにそれを夫と話し合うことができないんですよ? 正直な気持ちをつたえることもできないんですよ?"(p.90) "こんなに甘いものを食べなくちゃいけないほどここの人々はせつなく生きてるのか。"(p.45)
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読むのにすごくエネルギーが必要。 それ以前に、詩や文学をある程度知っている、と言う前提が必要。 そして内容はこれでもか~、的すさまじさ。 やっと「読み終えた」という感じ。 多分、私はきちんと理解しきれていないと思うけど。
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