商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/12/16 |
JAN | 9784106035739 |
- 書籍
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醜い日本の私
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醜い日本の私
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
価値観の違う相手だから、話す価値があり、気付きがある。著者は決して日本嫌いという訳ではなく、確かな視点で日本という国を分析する。クールジャパンというように、最近では自らを持て囃す事に臆しもせぬ所がある日本。しかし、この本を読んでいて気づいたのは、例えば列に並ぶ行儀良さ。別にこれは...
価値観の違う相手だから、話す価値があり、気付きがある。著者は決して日本嫌いという訳ではなく、確かな視点で日本という国を分析する。クールジャパンというように、最近では自らを持て囃す事に臆しもせぬ所がある日本。しかし、この本を読んでいて気づいたのは、例えば列に並ぶ行儀良さ。別にこれは行儀良いわけではなく、あるいは駐輪禁止の場所に、誰かが自転車を停めていれば、それも右に倣えでルール違反。これはただ飛び抜けた判断を放棄しているだけだと。 他にも、電車の中で決して話しかけ合わない、店や飛行機で御礼を言われても当然のように無視する、儀礼的無関心。奴隷のようなサービス業の振る舞い。これが、丁寧さを回りくどく追求した江戸しぐさに通じるものだとか。 こういった視点というのは新鮮で面白い。昨今、日本を否定すると、オマエは朝鮮人かと、何せ反省のできない風潮を感じるものだから。
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140215 中央図書館 物事を真っ直ぐに見るとか、言葉をその意味のとおりに使うとかは、大切な姿勢であろうが、景観についての美醜うんぬんは、個人的な好悪にすぎないのではないか。
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著者の中島氏は、騒音や雑然さに対して感受性が極めて高い。だから騒音垂れ流し乱雑な街路の日本では不満だらけになる。多くの人は、どうしようもないとあきらめて感受性をマヒさせてしまうのだが、中島氏はそれができないので常に衝突することになる。また表面的で心のこもっていない行動に対しても怒...
著者の中島氏は、騒音や雑然さに対して感受性が極めて高い。だから騒音垂れ流し乱雑な街路の日本では不満だらけになる。多くの人は、どうしようもないとあきらめて感受性をマヒさせてしまうのだが、中島氏はそれができないので常に衝突することになる。また表面的で心のこもっていない行動に対しても怒りを覚えるようだ。確かに中島氏自身は自分の心に素直で感じたことをストレートに表現する人だ。ストレートな人にはこの世間は生きにくい。
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