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冷戦 その歴史と問題点
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冷戦 その歴史と問題点

ジョン・L.ガディス(著者), 河合秀和(訳者), 鈴木健人(訳者)

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冷戦 その歴史と問題点

3,850円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彩流社/彩流社
発売年月日 2007/06/30
JAN 9784779112713

冷戦

¥3,850

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みんなの感想まとめ
  • 冷戦歴史分析
  • 冷戦構造理解
  • アメリカソ連対立
  • 軍事経済不均衡
  • 同盟国関係性変化
  • 政治文化変革議論
  • 歴史的視点多様性
  • 国民思考行動考察
  • 冷戦秩序崩壊影響
  • 20世紀後半史

冷戦というテーマを深く掘り下げ、歴史的背景を超えてその構造を明らかにする本書は、単なる年代記にとどまらず、さまざまな視点から冷戦の本質に迫ります。著者は、アメリカとソ連の軍事力や経済力の不均衡を描きつつ、同盟国の複雑な関係性やそれぞれの国民の思考・行動に焦点を当てています。特に、ウォーターゲート事件以降のアメリカの政治文化の変化や、冷戦秩序の崩壊に伴う各国の変革についての考察は、従来のリアリズム的な歴史分析を超えた深い理解を提供します。議論の多様性や人々の視点を通じて、冷戦の全体像を捉えることができる一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2023/04/26

アメリカの冷戦史研究で有名なガディスによる一般向けの概説書。 概説書とはいえ、単行本で本文が300ぺージを超えるものなので、一定の詳しさを期待しながら読んでみたが、朝鮮戦争やベトナム戦争などなどの戦争、そしてマッカーシズム、ミサイル・ギャップ、ベルリンの壁、キューバ危機など冷戦...

アメリカの冷戦史研究で有名なガディスによる一般向けの概説書。 概説書とはいえ、単行本で本文が300ぺージを超えるものなので、一定の詳しさを期待しながら読んでみたが、朝鮮戦争やベトナム戦争などなどの戦争、そしてマッカーシズム、ミサイル・ギャップ、ベルリンの壁、キューバ危機など冷戦を象徴する出来事の一つひとつについてはとてもあっさりとした記述になっている。 単なる地政学・政治的な側面だけではなくて、もう少し広く社会的な面も踏まえて書かれているが、たとえば文化的な面などの記述は薄め。冷戦といっても半世紀の歴史があるわけで、これくらいのスピード感で書いていかないと300ページくらいには収まらないということなのかな? むしろ記述が厚めで、面白かったのは、冷戦のピーク時より、それが雪解けし、ついには解体していく70年代以降のプロセス。 この辺りは、同時代的な記憶がある一方、あとで分かった事実もあることから、とても興味深かった。 ソ連が戦車で民主主義を弾圧した68年の「プラハの春」は、ソ連の自信は実はそこまで強いものではなかったことや70年代末のポーランドの「連帯」への対応で、実はソ連の東欧への政策は内情としては事実上の終焉を迎えていたことあたりが面白かった。 そして、具体的な冷戦が終わるプロセスのきっかけとして、ポーランド出身のヨハネ・パウロ2世の教皇への選出とポーランド訪問をあげてあり、この出来事をすでに揺らぎ始めていた冷戦構造が壊れていく起点として捉えていることがとても印象的であった。 それに加えて、レーガンやサッチャーというビジョンのある政治家、そして、理想主義的ではあるものの戦略的な思考の弱かったゴルバチョフの組み合わせによって、ベルリンの壁は崩壊し、ほどなくソ連もおどろくスピードで崩壊したわけだ。 このプロセスは、あらためてスリリングだし、人間の希望がもつ力を再確認しつつ、驚いた。 ガディスは、現実主義的で冷静な歴史家という印象を持っていたのだが、彼が冷戦の歴史にこうしたいわばロマンティックともいえる視点をもっていたことにそれ以上に驚いた。 というわけで、これは、自由をもとめる普通の人々の力によって冷戦は核戦争にならずに終結させることができたというハッピー・エンドの物語なのだが、これが書かれたのは2000年代の始め頃ですでに911を経て、アメリカはテロとの戦いに明け暮れていたころ。 冷戦を逆説的ではあるものの、「長い平和」と位置付けるガディスにとって、冷戦の終わりは新たな形の熱い戦争の時代の始まりであることは、ある意味仕方がないことであったのだろうか? また、「自由主義」社会としてはハッピーエンドであった冷戦の終結は、ロシアにとっては悪夢の始まりでもあり、それが今のウクライナ戦争につながっていることを思えば、複雑な思いになる。 違う著者による冷戦史も読んでみたいところ。 この本のなかであらためて思ったのは、レーガン大統領の偉大さ。当時は、なんだかジョークの対象であったのだがおそらくは本人の意思を超えて演じた役割の大きさに驚く。ある意味、アメリカで最も偉大な大統領かもしれない。 一方、レーガンやサッチャーが進めた新自由主義的な経済政策が、どうしてここまで成功したのか、経済政策としての成功以上にイデオロギーとしての成功にあらためて関心をもった。 いまや新自由主義の問題は世界中で明らかになっているとおもうのだが、それは単に資本家の陰謀でひろがったものではなく、大衆的な支持のもとにひろがったものでもあったのだ。 このあたりを理解するのが、現代の世界をみるに大事な視点だと思った。

Posted by ブクログ

2012/10/08

アメリカとソ連はそれぞれNATおとワルシャワ条約機構の中で不均衡なまでに大きな軍事力、経済力を有していたが、それでも両国はこれらの同盟国の支配は容易ではないと感じていた。 SDIが意図したものは、脆弱性が安全の保障であるという議論に対する挑戦だった。

Posted by ブクログ

2012/08/24

学生からの要望に応えて短くまとまった冷戦史を執筆したという著者の言い分通り、時系列に沿いつつもその時々で争点となった問題について、指導者や政府要人、さらには国民一般がいかに考えいかに行動したかを精細に叙述している。特にウォーターゲート事件以降のアメリカにおける政治文化の変容や、冷...

学生からの要望に応えて短くまとまった冷戦史を執筆したという著者の言い分通り、時系列に沿いつつもその時々で争点となった問題について、指導者や政府要人、さらには国民一般がいかに考えいかに行動したかを精細に叙述している。特にウォーターゲート事件以降のアメリカにおける政治文化の変容や、冷戦秩序の崩壊に際しての各国での下から変革についての叙述は、単にリアリズム的歴史分析にとどまらないまさに包括的な冷戦史理解をもたらしてくれる。

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