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目黒の狂女 中村雅楽探偵全集 3 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2007/06/29 |
JAN | 9784488458034 |
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目黒の狂女
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人間のよさ。戸板康二が描く「中村雅楽」という人物の魅力をひとことで言えば、そういうことになるのではないか。 鋭い観察力と洞察力とで身の回りに起こる「面白い」事件(「日常の謎」と言ってもいいが)を鮮やかに解決しながらも、そこにはいつも人間のあたたかい血の流れが感じられるのだ。それ...
人間のよさ。戸板康二が描く「中村雅楽」という人物の魅力をひとことで言えば、そういうことになるのではないか。 鋭い観察力と洞察力とで身の回りに起こる「面白い」事件(「日常の謎」と言ってもいいが)を鮮やかに解決しながらも、そこにはいつも人間のあたたかい血の流れが感じられるのだ。それは、主人公「中村雅楽」が歌舞伎役者(しかも名門の出ではない)として人生の大部分を劇場で過ごしてきたことと無関係ではないだろう。役者はひとりでは生きられない。相方や脇役、裏方としてはたらくたくさんの人々、そして劇場に足を運ぶ観客がいてはじめて、舞台の上でスポットライトを浴びることができる。雅楽の、事件の当事者に対する慈愛にみちたまなざしはまた、そのように人は人を支え、人に支えられているという事実を彼がわきまえていることの証左であるだろう。 中村雅楽探偵全集の第3弾となるこの『目黒の狂女』では、これまで以上にそうした雅楽の「善さ」を感じさせる作品が多いような印象を受けた。このシリーズが発表年代順に収録したものであることからかんがえれば、そのような傾向にはこの時期(おもに昭和50年代)の作者の心境が映し出されているといえるかもしれない。この巻のおしまいに収められた『木戸御免』など、まさにそんな戸板流ヒューマニズムにあふれた佳作ではないだろうか。 そのむかし新劇が盛んだったころ、シェイクスピアの戯曲なども歌舞伎にならって見せ場だけを上演するようなことが行われていたらしい。雅楽の口を介してそんな大正期の演劇界の姿を知ることができるのもまた、このシリーズを読む愉しみのひとつである。
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歌舞伎や舞台、テレビなどの仕事を背景とする日常の謎系の短編集。 いよいよ、三巻目にして、事件というより謎という方が似合ってくる話がほとんどとなりました。 ぶっちゃけ、日常の謎って読んでいてほっとしますよね。(^^ 色恋の話が割と多かったのも読んでいて楽しかった理由かも。 珍しく、...
歌舞伎や舞台、テレビなどの仕事を背景とする日常の謎系の短編集。 いよいよ、三巻目にして、事件というより謎という方が似合ってくる話がほとんどとなりました。 ぶっちゃけ、日常の謎って読んでいてほっとしますよね。(^^ 色恋の話が割と多かったのも読んでいて楽しかった理由かも。 珍しく、歴史推理も入っています。ま、成功しているかどうかは判断に悩むところですが。(^^;
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