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ようちゃんの夜 ダ・ヴィンチブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー/メディアファクトリー |
発売年月日 | 2006/08/03 |
JAN | 9784840115872 |
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ようちゃんの夜
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商品レビュー
3.4
40件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
思春期の女の子の危ない心性を美しく描き出した作品だと思う。ようちゃんという存在のあぶなっかしさ、それに惹かれていく主人公の揺れる気持ち。二人の間には多分決定的な違いがあって、(ようちゃんは自分を傷つけることができるけれど亜紗子はできない)亜紗子はいつまでもようちゃんにはなれないんだと思う。ラストは意外な終わりかただったけれど、良かったなあと思った。憧れていた女の子に近づきたくても近づけなかった、個人的な思春期の記憶も思い出しながら読みました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内容のつかめないタイトルと表紙の素敵さに惹かれました。ヨシエの刺繍はこの物語の世界観によく合ってる。 10代の学生の頃の友達関係は大人よりずっと密接で濃いと思う。「ようちゃん」に対する「アサコ」のここまでの強い憧れもそうだ。大人になるとこういうふうな憧れかたはしないと思う。 だんだん壊れてゆく友人を前に戸惑い、恐怖を覚え、助けたい!と思う気持ちに強く共感した。 ラストにアサコがようちゃんに送った詩。これによってようちゃんの「遮光カーテン」が 閉じられそうな曇った目に再び光がさしたと思う。ようちゃんの心に届く詩が書けたのも、アサコがいつもようちゃんに寄り添っていたから。救うことができてよかった。 大人になった私にはこの頃の友達との距離の近さがうらやましい。離れていては異変にすら気づけない。 同時収録の「あたしをみつけて」も泣いてしまった。終盤の「あたしはママに会いたいの。」という言葉があまりに救いがなくて。ワンフレーズでちぎれそうな気持ちになった。
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普通じゃないのに憧れてしまう、思春期に多くみられる気持ちを作品にしたと思います。逆に普通に憧れてるということもあるんですが、それは作品を最後まで読んで下さいとしか言えないです。 ボリュームがそんなに無いので、1日で読めます。読んでいて、自分も少し学生時代を思い出しました。
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