星になったチロ 犬の天文台長 ポプラポケット文庫

藤井旭【著】

• 販売会社／発売会社: ポプラ社/ポプラ社
• 発売年月日: 2006/07/01
• JAN: 9784591093429

商品レビュー

2025/07/05

漢字　小学校中学年以上レベル
フリガナ　あり（部分的に）
文字の大きさ　中
長さ　長い（206ページ）
出版年　1894年
内容　私費を投じて天文台を作った星仲間たちとその「台長」となったチロとの思い出の記。1985年第31回読書感想文コンクール課題図書（小学校高学年）。
感想　チロと天文台のエピソードが中心だが、のびやかな昭和の若者であった著者の半生がつづられている序盤の部分がなかなかよい。また、天文台のある那須高原の風景描写等が美しい。天文台や「星空への招待」というイベントが有名になり多数の人々を集めたのはチロの功績が大きかったことだろう。今でも集客のために犬や猫などを利用することがあるが、写真に写る人々の表情が総じて明るく、心が一つになっていることが伝わり、動物の魅力が人の心を動かす、その力の大きさを感じた。イベントのために治療を遅らせたことがチロの死の一因になったようなのは悲しいが、こうしたチロの力の大きさやイベントへの責任感なども慮られる。古い本だが、今読んでも十分に楽しい本である。

2016/06/29

4-591-09342-5　221p 2009・6・？　　6刷
○最期のシーンはウルっとくる

2011/10/26

小学生の頃、寝る前に毎日読んでいた本だった。大好きな本だったけど、いつの頃からか読むと悲しくなるようになって、本棚の奥で眠っている。今でも大好きだけど。