商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士見書房/富士見書房 |
発売年月日 | 2006/05/15 |
JAN | 9784829163535 |
- 書籍
- 文庫
SHI-NO -シノ- アリスの子守唄
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SHI-NO -シノ- アリスの子守唄
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
“だから、というわけでもないのだろうが。 嫌な、予感がした。 やがて、 「そう――分かりました」 ガキはそう言って、ノートを閉じた。 そして、ゆっくりと顔を上げて、俺を見た。 真っ黒な瞳。吸い込まれそうな、闇色。 これまでだって幾度と無く危ない事に手を出してきた俺でさえも、ゾッと...
“だから、というわけでもないのだろうが。 嫌な、予感がした。 やがて、 「そう――分かりました」 ガキはそう言って、ノートを閉じた。 そして、ゆっくりと顔を上げて、俺を見た。 真っ黒な瞳。吸い込まれそうな、闇色。 これまでだって幾度と無く危ない事に手を出してきた俺でさえも、ゾッとせずにはいられない、わけの分からない圧迫感。いや、違和感。まるでこの世界に在ってはならないものを見てしまったかのような――恐怖。ただ、それは決して汚らわしさの混じった感情ではなく、生理的な嫌悪ではなく、そういう宝石であるかのような美しさだった。 だからこそ、俺はそんな少女の言葉を、真正面から受け止めた。 「貴方が、犯人ですね」” 中心となる事件と、それにそれほどかかわりのない事件の平行発生。 なんでこういう形をとっているのだろ? もうひとつの事件のほうが、何気に深いし。 「微笑」の顔文字には少し泣ける。 “「アホ。アンタはシノシノに人前でスカートの中身見せるような女になって欲しいんか?」 もちろん、そんな女の子には、断じてなって欲しくないです。 「せやったら、ちゃんと恥じらいちゅうもんを教えとかんとな。シノシノはただでさえ無防備やねんから――いや、ちゃうか。無防御、やねんから、その辺り、アンタもちゃんと気をつけたらんとアカンで」 相変わらず超極論から始まって、人様の人格と尊厳を一方的に傷つけまくった挙句、最後には何故かお叱りを受けてしまった。 なんだろう、この屈辱……。 微妙に的を射ているだけに、なお更、性質が悪い。 「まぁ、シノシノのスカートの中を覗いてみたくなる気持ちは分からんでもないけど」 「だから何でだっ!」”
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心理描写を楽しむ小説だと前回書きましたが、今回はそうでもない。 終盤からの展開は正直唐突すぎの連続。犯人と動機は登場時にわかりました。 これだけ読んでたら確実にきってたんですが……もう一冊くらい根気よく読もうと思って粘りました。 この作品の中で一番評価できないのがこれです。
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1巻に比べ、パワーが落ちてる感じです。 もっとディープにテーマをすすめても良かったと思いますがね。 やはり言い回しが綺麗なので読んでるとほっとします。 ちょっと雑な文があるとイライラしてしまうヘタレ読者なので。 殺人事件の犯人に関してですが、 作者が言っているように正解率は80%...
1巻に比べ、パワーが落ちてる感じです。 もっとディープにテーマをすすめても良かったと思いますがね。 やはり言い回しが綺麗なので読んでるとほっとします。 ちょっと雑な文があるとイライラしてしまうヘタレ読者なので。 殺人事件の犯人に関してですが、 作者が言っているように正解率は80%くらいだと思います。 1%とかひぐらしのなく頃にみたいなことはありえません。 普通に考えれば読めてきます。 まあ謎を書きたいわけではないようなのでその辺どうでもいいのですが。 わかるとやっぱり嬉しいのがこの手の小説。 簡単な謎を当ててにやりとしましょう。
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