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自閉症 これまでの見解に異議あり! ちくま新書
792円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/07/07 |
JAN | 9784480063076 |
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自閉症
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自閉症
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2006年刊行。 自閉症の疾病内容につき、(おそらく)著者の経験から帰納的に解説したもの。申し訳ないが、本書から、自閉症患者への対応策、あるいはその心構え等を看取することはできなかった。確かに、自閉症の症例の多様性は判っており、抽象化しにくいのはそのとおりなのだろうが、症例における統計的データ・生化学的分析・画像所見が不可欠な時代になっている現在、著者のような指摘をされても、「だからどうしたらよいの?」との問いに答えたことにはならないからだ。
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心身障害児施設で働いた経験をもつ著者が、自身の自閉症に対する考えを、これまでの社会で語られてきた研究対象としての「自閉症」の捉え方に異議を唱える形で述べている。 知的障害との違い(知的世界におけるおくれ=知的障害、社会機構におけるおくれ=自閉症)すらも理解できていなかった自分に...
心身障害児施設で働いた経験をもつ著者が、自身の自閉症に対する考えを、これまでの社会で語られてきた研究対象としての「自閉症」の捉え方に異議を唱える形で述べている。 知的障害との違い(知的世界におけるおくれ=知的障害、社会機構におけるおくれ=自閉症)すらも理解できていなかった自分にとっては、自閉症のみならず、あらゆる理由で社会に対して壁を持つ人々について考察するきっかけとなった。 これまであたりまえの「症状」「病名」としてしか見てこなかった「自閉症」という言葉が、その実態を十分に見据えないまま医者・学者・政治機構によって名づけられたものであることを指摘している文章には、考えさせられるものがあった。 一方で、自閉症の子を持つ親にとっては、「自閉症」という病名が免罪符としても必要とされているという点には、どうするのが正しいと一面的に断ずる事の出来ない障害者問題の難しさが表れている。
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これまでの”自閉症論” に物申す、という内容で、 確かに自閉症とはどういうものか、ということについてはあまり具体的に書かれていなかった。 障害っていうのは誰もがもっているある特徴が度をすぎているだけで、別に病気とか症状とか言うべきものではないって内容。 そのとおり!と思って読み...
これまでの”自閉症論” に物申す、という内容で、 確かに自閉症とはどういうものか、ということについてはあまり具体的に書かれていなかった。 障害っていうのは誰もがもっているある特徴が度をすぎているだけで、別に病気とか症状とか言うべきものではないって内容。 そのとおり!と思って読みながらも、じゃあ世間や、当事者はどういう風に変わっていけばいいのかなぁと結論はわからないなりに考えさせられる。
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