商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 翔泳社/翔泳社 |
発売年月日 | 2006/07/03 |
JAN | 9784798109923 |
- 書籍
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C++プライマー 第4版
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C++プライマー 第4版
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C++は、slight C++(浅い部分。C with Classといっても良いと思う)とdeep C++、そしてその合成であるSTLからなると考えることができる。普通のC++の解説書では、各機能について、slightとdeepを一度に説明することが多い。これにより、習熟度の浅い...
C++は、slight C++(浅い部分。C with Classといっても良いと思う)とdeep C++、そしてその合成であるSTLからなると考えることができる。普通のC++の解説書では、各機能について、slightとdeepを一度に説明することが多い。これにより、習熟度の浅い入門者(primer)はいきなりC++の深淵で路頭に迷うことになる。「virtual メンバー関数を持つclassのデストラクタはvirtualであるべき」や、「classとそれを引数に持つ関数のnamespaceが同じであった場合の、その関数の名前の扱い」、「関数templateの引数の推測や、特殊化、オーバーロード」などちょっと考えても、入門者には厳しすぎる項目が多いからである。本書は、これを改善すべく、前半でまずは、各機能のslight C++を一通り説明する(なのでclassなどの説明はかなりいい加減。)。これにより入門者の習熟を上げ、その後、STLのコンテナの使い方を説明する。その後、前半で説明を端折った機能について詳細に説明し、最後にはC++の最深部の説明にいたる。私はこの本を読む前からC++の習熟者であったため、この本の工夫が、入門者にとって良いことなのかどうかは分からないが、飛ばし読みがしやすいという意味で、習熟者のおさらいのためには良いと思う。 ただ、残念なのは、和訳である。いまどき、リファクタリングのことを再分割とは言わないし、overloadを多重定義と言われてもピンとこない。さらには、std::setのくだりの和訳が「template classとしてのset」と「集合の直訳であるset」を混乱して使用している。
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